「お願い、私を見て…」不実な既婚男にきわどい写真を送信し続ける彼女の心の慟哭は【不倫の精算 ・リバイバル6】(後編)
後ろ指をさされる関係とわかっていても、やめられない不毛なつながり…後編です。
<<この記事の前編:愛の感じられない不倫相手。それでも彼女はセクシーな写真を送り続ける…
性的な欲望を満たしてくれる相手
I子と彼が出会ったのは、会社の部署が開いた忘年会だった。たまたま隣になり、意気投合したとという。
二次会でも、I子と彼は話し続けた。彼が既婚者であることはすぐに知れたが、「そんなことより、彼の体がね」、とI子は恥ずかしそうに目を伏せながら話す。
I子にはもう何年も彼氏がいなかった。会社と家の往復で出会いもなく、単調な暮らしを続けながら、一方で高まる性欲に苦しむ日々を送っていた。はけ口にするのは、スマホで読める漫画や深夜にこっそり観る大人向けの動画。以前、インターネットのセキュリティについて質問されたとき、そういう界隈のものにアクセスしていることは知っていた。
そこで目にするたくましい男優の体が、I子の飢餓感をさらに深くさせた。恋もしたいけど、ベッドで快感を貪りたい。そんな出口のない欲で悶々としているときに彼と出会い、ゴルフで鍛えたという筋肉の乗った体に、まずI子は目を奪われた。
「でも、写真はマズいでしょ。どこに流されるかわからないのに」
そう言うと、「わかってるけど……」と返しながらI子の目が揺れる。顔がわかるこんな写真を不倫相手に簡単に渡してしまうことは、それだけ弱みを握られることにもなる。万が一、彼が危険な男だったら。
▶彼の肉体にのぼせ上がって
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