小泉今日子、前代未聞の不倫宣言でピンチを迎えたのは誰か?(前編)
有名人にまつわる記事リバイバル企画! あのとき、あの人はいったい…?そして今は…
本日は2018年2月に配信された「小泉今日子、前代未聞の不倫宣言でピンチを迎えたのは誰か?」をお送りします。
みなさんは”逆張り”という言葉をお聞きになったことがありますか?これは株式投資用語で、株価格が急変したとき、あえて流れに逆らって売買をすることを言います。
奇しくも、この原稿を書いている2月5日、日経平均は一時500円の値下がりを記録しました。株価の下落は、資産の減少を意味しますから、多くの投資家は被害を最小限に留めるため、株を売ろうとします。しかし、見方を変えると、下落時は安く株を買うチャンスとも言えるのです。このようなときに、あえて流れに逆らって反対の方針をとることを”逆張り”といい、いくつかの条件はあるものの、長期的な投資には効果的と言われています。
逆張りするアイドル、小泉今日子
この逆張り論を読んだとき、私が真っ先に思い出したのが、女優・小泉今日子でした。「スター誕生」(日本テレビ系)でデビューしましたが、聖子の歌唱力、明菜の表現力と比べると、存在感は若干弱い印象がありましたが、事務所に内緒で髪を刈り上げるなど、個性的な行動で話題を呼びます。アヴァンギャルドと思いきや、読書好きで、小泉がラジオで紹介した書籍は必ず売れるという伝説も生まれました。俳優・永瀬正敏と結婚した際は、大物カップルながらテレビに披露宴の中継などさせず、そのシンプルさがかえっておしゃれだともてはやされました。
今と違って、アイドルに制約が多かった時代にこんな自由にふるまえたのは、所属している業界最大手の事務所のドンから執拗なまでの寵愛を受けていたことと、”逆張り”の効果を知っていたからではないでしょうか。
今をさかのぼること7年前、「旅嬢ヂカラ」(テレビ東京)に出演した小泉は、盟友YOUとマツコ・デラックス相手に「自分は聖子さんと明菜ちゃんの間を縫って出てきた。二人がいるから、今がある」と語っていました。”逆張り”とは言わないものの、二人と同じ路線で行ってはダメだと主義をもっていたということでしょう。聖子が売れているから、聖子カットをするのは一般人の発想です。刈り上げは聖子や明菜は絶対にしないでしょうし、小泉の形のいい頭ととがったアゴを引き立たせることになります。単なる思い付きや情緒不安定でなく、戦略として”逆張り”をしようと思うとき、必要なのは常識です。フツウがわからなければ、逆を張れません。そういう意味で、小泉は非常に常識的な人間だと言うことができるでしょう。
その小泉がデビュー当時から在籍していた事務所からの独立と、俳優・豊原功補との不倫を新事務所の公式ホームページで発表しました。二人の交際は、数年前から「女性セブン」(小学館)にキャッチされていましたが、バツイチ俳優同士のオトナの恋愛といった好意的な扱われ方をしてきました。
しかし、小泉の発表によると、実は豊原は離婚していなかったそうなのです。大手事務所に所属する小泉に忖度して、マスコミが妻子をいないことにしてしまったようです。
昨今、不倫は週刊誌によって、申し開きのできない証拠とともに暴かれています。不倫は犯罪ではありませんが、イメージダウンは覚悟しなければなりません。それなのに、自分から不倫を告白してしまう小泉に「さすが」「新しい」「潔い」といった声が上がりましたが、私は例によってこれも”逆張り”だと思いました。
小泉が独立して新事務所を構えれば、マスコミは以前のように報道に手心を加えてくれなくなる可能性は大いにあります。より知られたくないことが、虚実ないまぜに出てくる前に、逆を張って悪いことを言ってしまったほうがいいと踏んだのではないでしょうか。
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