イチロー夫人、弓子さんが女子アナ時代に示した「控えめ」だけど最強の攻め

2019.04.05 LOVE

お代替わりが近づいています。4月1日には新しい元号、「令和」が発表されました。5月1日から、我々が浩宮さまとお呼びしている現在の皇太子さまが、天皇陛下となられます。

 

浩宮さまと言えば、独身時代の1983年に記者から理想の女性について質問され、「控えめではあるけれど、必要な時には自分の意見をしっかり言える女性」とお答えになっていたことがありました。

 

「控えめな女性」が尊ばれるニホン

「控えめな女性」という言葉がほめるニュアンスで使われることはあっても、「控えめな男性」という表現がなされるのを私は聞いたことがありません。やはり、女性は前に出ないほうがよいというのが日本の基本スタンスと言えるのではないでしょうか。

 

今、日本で一番「控えめな女性」として扱われているのは、今月惜しまれつつ引退した、元大リーガー・イチロー夫人、弓子さんではないでしょうか。もともとはTBSの女子アナとして活躍していた人でした。

 

今でこそ、日本の球界から大リーグに行くことは当然のようになっていますが、イチローはその道の先駆者です。体が小さく、精神的にも繊細で、スタミナも優れていると見られていなかったイチローが、時差と戦いながらアメリカでプレイしても成功するはずがないと書いたマスコミも多かったのですが、その重圧をはねのけ、MLBシーズン最多安打記録、通算安打世界記録、最多試合出場記録をマークします。日本のイチローから、世界のイチローになったわけです。

 

夫妻がアメリカに渡ったばかりの頃に密着した番組を見たことがありましたが、夫人は、偏食でこだわりの強いイチローのための特製カレーを毎日作っていました。すぐに食べられるようにと冷凍庫の中もカレーだらけ。イチローはルーティーンにこだわることで知られていますが、これは毎日同じことをすることで、不調の原因を早く見つけるためだそうです。となると、弓子夫人はイチローに毎日同じ条件でルーティーンをこなさせる環境を作らなくてはならない。外出先から速足で帰って、お米を水にひたす夫人をカメラが追っていました。野球のことでイライラして、イチローに当たられることもあるそうですから、こりゃ、むかない人にはむかないでしょう。

 

引退会見後、アメリカに出国した際、イチローからやや離れて歩く弓子夫人は、50歳をすぎてもロングヘアの御髪はつやつや。「スポーツニッポン」はそんな夫人を「奥ゆかしい」と今時聞かない言葉で表現しましたが、この「奥ゆかしい」も「控えめ」と同じようなニュアンスではないでしょうか。我が我がと前に行かない姿に美しさを感じているのでしょう。

 

弓子夫人、女子アナ時代の結婚秘話

しかし、ひねくれものの私に言わせるのなら、「控えめ」とか「奥ゆかしい」というのは、目立つことが上手い人を指すと思うのです。だって、ずーっと陰にいて静かにしていたら、誰にも気づいてもらえません。単なる地味な人、静かな人で終わってしまうではないですか。

 

それは弓子夫人とて、一緒ではないでしょうか。

 

イチローと弓子夫人が結婚を発表した時、意外な組み合わせだと思った人もいたのではないでしょうか。イチローが噂になったのは、女優・一路真輝や元日本テレビの関谷亜矢子アナ。弓子夫人はラジオの仕事で共演はしていたものの、全くノーマークだったからです。

 

「週刊文春」(文藝春秋)で読んだと記憶していますが、二人が急接近するきっかけは、イチローと葉月里緒菜の熱愛報道。葉月里緒菜はイチローとデートする少し前に、俳優・真田広之との不倫を公言し、「恋愛相手に奥さんがいても平気です」と発言し、一部の女性から反感を買っていました。そのため、「日本球界の宝、イチローがあの性悪に持って行かれた」と反発を覚える人もいたのです。イチローは葉月を「大切な人です」とコメントしますが、葉月は「単なるお友達」と慎重発言。イチローは恥をかかされたことになります。

 

その時に、弓子夫人はイチロー宅に電話して、留守電に「バッカみたい」と入れておいたそうなのです。こんな情報、誰から聞いたん?と思いますが、この話が本当だと仮定して考えた場合、これこそ「控えめ」なアプローチだと思うのです。だって、こういうふうに電話をした場合、相手のことがよっぽど嫌いでなければ、連絡をするきっかけになりうるから。葉月里緒菜とデートしていたということは、この時点では弓子夫人は特別な存在ではなく、単なる「仕事を一緒にした仲間」です。しかし、この「バッカみたい」電話で、弓子夫人は「知り合いのうちの一人」から見事に抜け出したと言えるわけです。相手の弱っている時を見計らって、電話一本で相手をしとめるなんて、どれだけ凄腕の狙撃犯でしょうか。

 

念のため申し添えますが、私は「やっぱり女子アナって腹黒いよね」と言いたいのではないのです。むしろ逆で、女子アナだって、頑張ってるんだぞと言いたいのです。

 

たとえば、離婚はしてしまいましたが、元フジテレビ・河野景子アナウンサーとて、一緒。大関(当時)・貴乃花と九州での食事会で知り合った二人ですが、河野アナから「東京でも会いませんか?」と誘ったそうです。女子アナとて、フツウに生活していたら、パートナーは見つからないのです。30歳を過ぎていた弓子夫人とケイコが、果敢に攻めたからこそ、結婚したのではないでしょうか。

 

アラフォーが結婚「できない」本当の理由は、○○にあった

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