出会い系の既婚者でもいいから、自分を求めてほしい…36歳女性の苦悩は【不倫の精算・リバイバル】#11 後編
「懲りないねぇ」。最初の男性と連絡がつかなくなったとき、「体目当てだったのかな」とやっと事実に気づいたK子は落ち込んでいた。だからもう出会い系なんてやらないだろうと思っていたが、実際は反対だった。
いつしか、K子の口から「ラクちんだし」「簡単だし」という言葉が多くなり、やっと気がついた。
彼女は、既婚者でもいいから、自分を求めてくれる人が欲しかったのだ。
最初に口説かれた快感が、K子のオンナとしての欲を思い出させていた。いつも男性に見向きもされない生活を送る中で、ここで出会う人は自分を女性として扱ってくれる。それが既婚男性と肉体関係を持つ理由だった。
「お互いわかってて会うんだし」と繰り返すK子の、笑顔の奥にある飢餓感が見えるようだった。
出会い系でしか相手にされない不安
「結婚とか、考えないの?」
出会い系で既婚男性と不倫するより、まともに婚活でもするほうがずっといいんじゃないか。そう言ったことがある。
▶K子の答えは…