これ、なんと読む!?「金鐘児」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「金鐘児」です。
「金鐘児」の読み方は?
「金鐘児」が一体何を表しているのか分からない人は少なくないはずです。「金鐘児」は音読みで「きんしょうじ」と読むことができますが、「金鐘児(きんしょうじ)」と読んだところで「何のことやらさっぱり……」と戸惑う人がいるのではないでしょうか。
「金鐘児(きんしょうじ)」はある昆虫の漢名(中国での名称)を表しています。
その昆虫を辞書で引くと“体は黒色で、触角や脚の根元は白色”、“雄は左右の広い前翅まえばねをすりあわせてリーンリーンと鳴く。本州以南にみられ、古くから鳴く虫として飼われる。”と表されます(出典元:小学館 デジタル大辞泉)。
正解は……
「すずむし」です。
スズムシ科の昆虫。本州以南の草むらにすむ。初秋、雄は前ばねをすり合わせて「リーンリーン」と鳴く。
出典元:すずむし|言葉|漢字ペディア
上記検索サイト「漢字ペディア」によれば、「金鐘児」という漢名は黄金の鐘のような声で鳴くことからきているとのこと。言われてみると、澄んだ鳴き声のスズムシに合う漢字表記に感じられます。
まだまだある!「金」がつく難読名称
漢字クイズでは過去に「金亀子」や「金楚糕」など、「金」がつく言葉を紹介してきました。ちなみに「金亀子」は「こがねむし」、「金楚糕」は沖縄の伝統的なお菓子「ちんすこう」と読みます。
「金」がつく難読名称は他にもまだまだあります。
たとえば「金糸魚・金線魚」「金襖子」は何と読むでしょうか。
「金糸魚・金線魚」「金襖子」ともに生き物の名前を表しています。「金糸魚・金線魚」は「魚」とあるように、魚の名前を表しており、「金襖子」は両生類の名前を表します。「金襖子」は初夏に聞くことができる美しい鳴き声が特徴です。
正解は……
「いとよりだい」「かじかがえる」です。
もちろん、これらの名称は日常生活においてカタカナやひらがな、他の漢字に置き換えられていることが多く、「金鐘児」「金糸魚・金線魚」「金襖子」などの表記を見かける機会は少ないかと思います。ですが、漢字クイズを通して「こんな漢字表記もあるんだ!」と楽しんでいただけると幸いです。
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