丁寧なつもりが無礼に!3つの危険な日本語「了解」「大丈夫」もう1つは(後編)
「それで大丈夫です」はほぼ独り言
「これでよろしいでしょうか?」「この件は、進めて良いですか?」そんな問いに「大丈夫です」と答えるのはNGです。もちろん文法的には誤りではありません。ただ、厳密に言えば、このような場合の「大丈夫」とは「自分は大丈夫です」の意味になり、大げさに言えば、独り言です。人のことを考えていないことになります。
こんなメールもNGです。
打ち合わせは水曜日で大丈夫です。前後の約束がありませんので、場所についてもどこでも大丈夫です。
相手の気持ちを考えていないと簡単な言葉を選んでしまう
このような場合は、元々相手が何を求めているのか、自分は何を確定したいのか、きちんと伝えること自体がとても大切です。そして、相手が「大丈夫=OK」だということ以上の情報が示せればさらに好感度が高くなるでしょう。
打ち合わせは水曜日に決定で構いません。水曜日のその時間でしたら、前後の約束がありませんので、場所がどちらでもうかがえます。
代わりに、本当は何と言いたいのかを考えてみましょう
「大丈夫」はとても便利な言葉です。何にでも使えてしまう分、むしろ「本当は何と言いたいのか」をきちんと表明することで、他の人と差が付きますね。言葉を丁寧に選ぶことが大切なのです。
テキトーな言葉を選ばない心遣いが大切
「了解しました」「ご苦労様」「お疲れ様」「大丈夫です」この言葉たちは、口癖になってしまうほど単純な言い回しですし、実際LINEなどでもスタンプになっているくらいです。そういう言葉を使う時にこそ、「相手はどんな返事を求めているのか」「自分は本当は何と答えたいのか」一歩踏み込んで考えてみることが大切なのですね。
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この記事はリバイバル配信です
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