「顔のたるみ」をカバー!女っぷりも上がる40代の前髪とは
学生のころ、前髪が決まらないと1日憂うつな気分になっていました。今はさほど気にしませんが(笑)、やはり前髪は女性にとって命ともいえるパーツではないでしょうか。ヘアスタイルの要であり、顔の印象を決定づける重要なパーツ。
40代になると、前髪をつくる・つくらないで悩みますよね。前髪があると子どもっぽく見えるんじゃないかと……。そこで、大人に似合う前髪を2回にわたってご紹介します。
まずは、前髪なしのバージョンをお届け。秋のスタイルチェンジの参考にしてください。
8:2分けの流し前髪で小顔見せ
女っぽさをアピールしたい、ちょっとカッコよく見られたい、顔をシャープに見せたい人におすすめなのが、長め前髪を8:2くらいで分ける方法。
篠原涼子さんや井川遥さんのような華やかでカッコいいスタイル。まさに大人の女性といった色っぽさを感じるかき上げ風前髪です。
写真のスタイルはあごのラインで前髪をカットし、流しやすいようにレイヤー(段)を入れています。
ポイントはこめかみから頬骨にかかる毛束。こめかみを隠すことで顔の面積が狭くなり、顔が小さくなったように見えるのです。
丸顔だから前髪なしは無理!というのは思い込みで、サイドに流すことで顔が縦長に見えて卵型に補整され、ぽてっとしたフェイスラインも気にならなくなります。
顔を覆うようにしてしまうともっさりと暗い印象になるので、外方向に流すのがポイントです。
前髪は根元を起こしてから流すのがコツ
前髪は毎日のスタイリングも悩みのタネ。顔を洗ったときにどうしても濡れてしまうので、きちんとブローをしないとボサボサヘアになってしまいます。
よくある間違いが、最初から流したい方向にブラシを入れてしまうこと。逆方向か、真っ直ぐ前にブローをしてから流すと根元が自然と立ち上がり、ペタンとしないのです。
斜めに流すポイントは…
前髪の内側にロールブラシを入れてブロー
髪が乾いた状態では形が整わないので、根元を濡らしておきましょう。前髪は黒目幅にとります。根元を起こすようにブラシを入れ、上からドライヤーの熱をあてます。毛先はあとからアイロンで巻くので、毛流れを整える程度に。
カール用アイロンでリバース巻き
根元を起こしたら太めのアイロン(32~38㎜)で、毛束の中間から毛先をリバース(外方向)で巻きます。アイロンがおでこにつかないよう注意してください。
ラフに8:2で分ける
手ぐしでラフに分けます。セット力のあるワックスを少量、指先につけて束感をつくりながらサイドに流して。毛束を細くとり、つまむようにするのがコツ。今っぽく仕上げるならバーム系のワックスで濡れたような質感にするのもおすすめです。
前髪なしはこめかみと頬骨を隠すのが決め手
ボブやミディアムヘアでも前髪なしなら女性らしさが際立ちます。
分け目はセンターでもサイドでもふわっと外方向に流すことで、フェイスラインをほどよく削ることができ、顔がキュッと小さく見えます。また、おでこが出ることで顔が明るく見える効果も。
髪のボリュームも減ってくる年代なので、ふわっとしたボリュームを前髪からサイドにつけることで若々しく見えます。頬もこけてきますから、シャープにおろすよりも“ふんわり感”がこれからは大切になってくるのです。
ただし、面長の人はセンターで分けると縦幅がより長く見えてしまうので、あまりおすすめできません。前髪なしにする場合は、なるべく額を出さずにサイドにボリュームを出すようにするのがいいようです。「似合わないかも」と悩む前に、美容師さんに相談してみましょう。
次回は前髪ありのスタイルをご紹介します。
撮影/市田智之
協力サロン/Ramie(ラミエ) http://www.ramie.jp/
東京・銀座にある大人女性向けサロン。持ちのいいカットやナチュラルで女性らしいスタイルで、アラフォー世代から支持を集めている。今冬、2店舗目がオープン予定。
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