「きれき」ではありません。「軋轢」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「軋轢」です。
「軋轢」の読み方は?
タイトルにもありますが、「軋轢」を「きれき」と読むのは残念ながら不正解。「軋」を「き」と読みたくなるのは、「軋」によく似た漢字である「軌」のせいかもしれません。「軌道(きどう)」や「軌跡(きせき)」といった言葉に用いられる「軌」は「き」と読むことができますが、「軋」は「き」と読みません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「あつれき」です。
「軋轢」とは
《車輪がきしる意から》仲が悪くなること。
出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「軋」には
①きしる。きしむ。擦れあって音をたてる。
②くわしい。こまかい。出典:軋|漢字一字|漢字ペディア
という意味があり、音読みで「アツ」、訓読みで「きし(る)・きし(む)」と読みます。
なお、間違いやすい「軌」には
①わだち。車の通ったあと。また、車輪のあいだ。
②すじみち。のり。てほん。出典:軌|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
「軌」は音読みで「キ」、訓読みは常用漢字には認められていませんが「わだち」があります。
これ、何て読む?
部首が「車(くるま・くるまへん)」の漢字を調べていた時、「較べる」という言葉を見つけました。「較べる」を何と読むか知っていますか?
実は「較」は日常生活でも度々目にする漢字です。「較べる」の形では見ることは滅多にありませんが、「較べる」の意味を知ると「ああ、よく見かけるあの言葉ね!」と納得できるかと思います。
「較べる」は
1 二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。比較する。
2 優劣や勝敗を競う。競争する。
3 心を通わせ合う。出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「較べる」は「競べる」とも書き表され、一般的には「比べる」と書きます。
正解は……
「くらべる」です。
「較」という漢字は「比較」の表現でよく見かけますよね。
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