ふんわりして崩れない! オバ髪化しないサイド三つ編み【美容師のプチテク#2】

今週からは、人気のアレンジヘアを3週連続でご紹介します。最近では様々なサイトでアレンジ動画などを見ることができますが、よくよく見るとモデルはALL20代。しかも「こなれ感」とやらをウリにしてるため、実際に真似してみると、髪がすぐに崩れてしまう。

若くてハリのある肌におくれ毛多めの崩れ髪は色っぽいけど、アラフォー女には生活感がにじみ出てしまうことも。しかもやせ細ってくるアラフォーの髪は、ちょっと崩したら最後。ずーっと崩れっぱなしのアレンジになってしまいます。

とはいえ、ピタっとガチがちに固めた髪はちょっとイヤですよね。そこで大人でもニュアンスのついたオシャレ髪になれる、オススメのアレンジ術をご紹介します。

今回は初心者でも簡単に作れるサイド三つ編みです。

 

アレンジするその前に

ヘアオイルとヘアミルクを髪全体にしっかりつける

アレンジする前の髪には、ヘアオイルとヘアクリームを1:1で混ぜたスタイリング剤をもみ込みましょう。アレンジする前の髪に何もつけない人がほとんどだと思いますが、油分が少なくなっているアラフォー髪には仕込みのスタイリング剤がとても重要! 2種類揃えるのは面倒という人は、ヘアオイルを根元につけないよう注意しながらもみ込んで。

もみ込むときは、髪を下から持ち上げるようにつかむ。髪の内側にもスタイリング剤が浸透して、扱いやすい髪になる。

 

1 手グシで髪を片側に寄せる

髪に適度な油分を与えることで、手グシで寄せてもキレイに片寄せできます。寄せる場所は片側の耳後ろを目安にして。

手をコーム状にして髪を寄せるのがポイント。内側でうねってる髪を補正しながら寄せられるので、三つ編みしやすい状態に。最後に寄せる時は手のひらを使い、表面をなでながら寄せるのがベター。

 

2 毛先を多めに残しタイトな三つ編みに

たるみが出ないよう、きつめに編むのがポイント。ただし、毛先までキツく巻くとお堅いイメージになるため、毛先を多めに残してゴム結び。

最初の三つ編みは少したるませておく。ここがキツくなると毛束の機動性がなくなり、仕上がりが窮屈。

 

3 毛先と顔まわりをアイロンで巻く

多めに残した毛先はアイロンで1.5回転内巻きに。さらに顔まわりの毛先も内巻きワンカール。仕上げにハードスプレーでカールをキープ。

毛先にカールがつくと、シンプルな三つ編みがグレードアップ。アイロンはアレンジする前に熱を入れておけばすぐ使えるので、ほんの数秒で仕上がる。

 

FINISH

私の場合は髪が胸元まで届くスーパーロングなので、毛先の残し方がかなり長めになっています。毛先を残す量はこの2/3くらいでも大丈夫。結び目はキュっとくびれがつく方が見た目のバランスが良くなるので、ゴムはシリコンゴムを使いましょう。

 

スタイリング剤はこの3種類!

ヘアオイルとヘアクリームは、地肌につけても安心なオーガニックタイプをセレクト。スタイリングしやすい髪にするだけでなく、髪のパサつきをおさえる働きも。ハードスプレーはアレンジだけでなく、普段のスタイリングにも使えるので1本あると重宝しますよ。

〈左から〉ソルティール ケアマスク クリーム ジャスミンナイトの香り 80g 2,000円+税/タマリス モイ オイル レディアブソリュート 50ml 2,600円+税/ルベル ニゼル ラフュージョン ステイフォグ 175g 1600円+税/ミルボン(サロン専売品)

 

教えてくれたのは・角 薫さん(RUALA)

原宿・表参道の著名サロンを経て、20年共に一緒に働いてきた同期のちはるさんと一緒に2016年サロンオープン。髪のコンプレックスを解消させるヘアデザインが得意で、同世代の女性顧客を大勢抱えている人気女性美容師。http://ruala.jp/

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