
「てんうし」ではありません。「天牛」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「天牛」です。
「天牛」の読み方は?
一見すると、「『天』にいる『牛』だから、空想上の生き物?」と想像したくなりますが、「天牛」が表しているのは現実世界にいる牛……ではなく虫の名前です。
なお、タイトルにもある通り、「天牛」の読み方は「てんうし」ではありませんが、「てんぎゅう」と読むことはできます。ただし、それは本記事でご紹介する正答の漢名(動植物などの、中国での名称。)です。
「天牛」が表すものは以下の通りです。
甲虫目〇〇〇〇〇〇科の昆虫の総称。体は細く、長い触角をもち、大あごが頑丈で鋭い。幼虫は鉄砲虫とよばれ、樹木の材部に食い入る。種類が多く、日本でも約700種が知られる。シロスジ〇〇〇〇・キクスイ〇〇〇〇・ノコギリ〇〇〇〇など。毛切り虫。てんぎゅう。
出典:小学館 デジタル大辞泉
答えになるところは伏字にしてありますが、“大あごが頑丈で鋭い”特徴的な昆虫の名前です。長い触覚も特徴の一つです。
正解は……
「かみきりむし」です。
「天牛」は「髪切虫」とも書きます。「髪切虫」とあった方が虫の姿が連想しやすいですね。
「天牛」という漢字の由来に関する一次情報を得ることはできませんでしたが、天まで届きそうな長い触覚を牛の角に例えたものとする説があります。
漢字「天」に関する豆知識
「天」がつく言葉を調べていたところ、ユニークな天という漢字の成り立ちを知りました。
漢字の成り立ちにはさまざまなものがあります。有名どころだと象形文字や形声文字などが挙げられます。象形文字はものの形をかたどってできた文字で、形声文字は音を表す字と意味を表す字を組み合わせてできた文字です。
「天」は指事文字です。指事文字とは、形で表すことが難しいもの・ことを点や線を使って表した文字のことで、主に数や位置を表す漢字などに用いられます。
「天」は「大(人の正面の形)」の頭部を強調して大きく書いたもので、頭頂の意味を表しています。そこから転じて、頭上に広がる空や自然の意味として用いられるようになりました。
「そら」や「自然のはたらき」などを表している印象が強かっただけに、元々は人の頭部を強調した字で、頭頂を表していたというから驚きです!
参考文献:天|漢字一字|漢字ペディア
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