「しんむ」ではもちろんありません。「慎む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「慎む」です。
「慎む」の読み方は?
日常生活でも見かける機会のある言葉ではありますが、突然この言葉だけが表示されると「あれ、なんて読むんだっけ?」と戸惑ってしまった人は少なくないはずです。
「慎重」や「謹慎」などの言葉でお馴染みの感じですが、表題の通り、「慎む」の読み方は「しんむ」ではありません。
ここで確実に読み方をおさえておきましょう!
正解は……
「つつしむ」です。
「慎む」とは
1 あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。
2 度をすごさないようにする。控えめにする。節制する。
3 (「謹む」と書く)うやうやしくかしこまる。
4 物忌みする。斎戒する。出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「慎む」と「謹む」の違い
「慎む」の意味3からもなんとなく違いを読み取ることができるかと思いますが、これらの違いもしっかりとおさえておきたいところです。
「慎む」は
①あやまちのないように控える。
②度を越さないようにする。出典:つつし-む|言葉|漢字ペディア
といった意味を持ち、例文には「言動を慎む」「酒を慎む」などがあげられます。
一方、「謹」は
敬意を表し、かしこまる。うやうやしくする。
出典:つつし-む|言葉|漢字ペディア
といった意味です。神仏や目上の人に対してかしこまる意味を表すことになるので、「言動を慎む」「酒を慎む」などに「謹む」が当てはまらないことも納得できるかと思います。場面によって、しっかりと使い分けましょう。
なお、いずれの漢字も読み方そのものはそこまで難しいものではありません。
「慎」は音読み「シン」、訓読み「つつし(む)」の他、表外読みの訓読みに「つつま(しい)・つつま(しやか)」があります。
「謹」の読みは、
- 音読み キン
- 訓読み つつし(む)
で、「慎」よりもっとシンプルです。
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