いつものひとつ結びなのに脱オバサン!意外なワザって?
先週に引き続き、オバ髪向けのヘアアレンジのご提案です。今回は、最も需要のある1本結び。おろし髪がジャマなとき、時間がなくてスタイリングに時間がかけられないとき、ササっとまとめられる1本結びは本当に便利ですよね。
でも、髪にボリュームがなくなってきたアラフォー女性の場合、全体をタイトに結ぶとなんだか貧相な仕上がりになっちゃうし、トップの髪を引き出してみるとボサ髪になっちゃう。
そこで、オバ髪でもふんわり感ときちんと感が出せる、究極のテクニックをご紹介。その名も「なんちゃって1本結び」!
【美容師のプチテク#3】
1 コームを使って耳上の髪をタイトにまとめる
耳から上の髪を手グシでまとめたら、サイドの髪はコームを使ってタイトにして。サイドとえり足がピシっとまとまってるときちんと感が出せます。
2 1でまとめた髪を結んでハーフアップに
両サイドの髪をきちんとまとめたら、耳上の髪をゴムで結んでハーフアップに。ゴムはシリコンゴムを使い、結び目が大きくならないようにします。
3 ゴムを片手でおさえながらトップの毛束を引き出す
トップ中心と左右2本ずつの毛束を引き出します。引き出す束はひとつまみ。毛束を真上に引っ張るのはダメ。根元に向かって毛束をずらす感覚で。
4 残りの髪をハープアップした髪と一緒に結ぶ
下に残した髪とハーフアップした髪を一緒にまとめて1本結び。えり足はコームを使ってキレイに整えて。ここは少し太めのゴムを使いましょう。
FINISH
毛束を上下に分けてから1本結びすることで、髪が崩れにくく、長時間キレイ状態がキープできます。また、1本結びでトップの髪を崩すと、全体の髪も崩れがち。この方法ならハーフアップのときに崩れても、最後にまとめるときに崩れを補正できるので問題ありません。RUALAのお客様の間でも、このテクニックは大好評!
ゴムは2種類あるとアレンジ幅が広がります!
太めのゴムは一気に髪をまとめることができますが、すき間から毛束が抜け落ちたり、少しずつ結び目がずれ落ちてくるのが難点。シリコンゴムはタイトに結ぶことができますが、1回使うとゴムが広がってしまい、結び直しには不向き。それぞれの特性を理解した上で、上手に使いましょう。
教えてくれたのは・角 薫さん(RUALA)
原宿・表参道の著名サロンを経て、20年共に一緒に働いてきた同期のちはるさんと一緒に2016年サロンオープン。髪のコンプレックスを解消させるヘアデザインが得意で、同世代の女性顧客を大勢抱えている人気女性美容師。http://ruala.jp/
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