綺麗になりたかっただけなのに。エステトラブルに巻き込まれた婚活女性の憂鬱
エステに行く度に、サービス内容がカットされることに疑問
奈々子さんが契約したのは、エステ10回コース46,000円。次にエステへ行った時は、スタッフの方の対応がやや横柄に感じたとのこと。無料体験の時は、どんな質問にも丁寧に対応してくれたのに、次のエステでは「ちょっとわからないので、店長に聞いてみます」「うーん、ちょっとわからないです」といった対応ばかり。施術も、どこか手を抜いているように感じたそうです。
「体験の時は丁寧な施術で、話し方も丁寧だったのに……」と、不満を抱いた奈々子さん。おまけに「体験」の時にあったお菓子のサービスがなく、飲み物のみになっていたことにも疑問を感じたそうです。
思わずスタッフに「体験の時は、お菓子やケーキがありましたよね?経費削減ですか?」と返すと、「すいません。今、お菓子のサービスをたまたま切らしていて……」といいつつ、すこしムッとした表情で対応されたそう。
施術後に「次回エステ」の予約をして、次にお店へ行くと、なんとお店が閉まっていたそう。エステの会員カードをチェックしても、その日は営業しているはず……。おまけにその日は真夏の暑い日で、ドアの前で長時間待っていた奈々子さんは体中汗でびっしょり。
結局、奈々子さんはそのまま1時間お店の前で待ち続けたと語ります。
「予約した日に、お店が開いていないってどういうこと?」と不審に思い、そのエステについてネットで調べると、愛知県にある名古屋の店舗があることを発見した奈々子さん。
奈々子さんが名古屋の店舗に電話をすると、まさかの対応に開いた口が塞がらなかったそうです。
スタッフから「閉店しました」と唐突に言われて、ビックリ
名古屋店舗のスタッフは、電話に出るなり「すみません。三重の店舗は、閉店しました」と一言。まさかの発言に、奈々子さんは唖然としたそうです。
奈々子さんは思わず「既に10回分のコースを契約していて、まだそのコースを1回しか経験していないんです。どうしたらいいですか?残りの分を、そちらのお店で対応はできますよね?」と言うと、なんと店員から「すみません。名古屋と三重の店舗では、契約が違うのでできません。申し訳ございません」と言われるのみ。
お店の名前が同じで、系列店なのに「他店が閉店しても、対応してもらえない」なんて……。結局、その店員からは「何もできません」としか言われず、奈々子さんは泣き寝入りするしか他なかったそうです。
その後、消費生活相談窓口へ連絡して、「契約したエステが倒産したけど、どうすればいいか」を相談した奈々子さん。相談窓口では、お店の本社へ「返金」のお願いをするよう手紙を書くといいですよとアドバイスを受けたので、言われた通り手紙を書いて送付しました。そもそも、閉店して逃げるようなお店なので、手紙を書いたところで「返金」される訳もなく、徒労に終わったそうです。
お店からは何の対応もなく、泣き寝入りをすることに
結局、奈々子さんは1回で46,000円のエステを受けたと自分なりに思うことにしたとのこと。そもそも、契約の時点で「部屋の奥から、別スタッフが契約書を持ってきた」という不自然な流れがあったので、「契約の説明担当」のスタッフが別にいたのかも……。また、最初から閉店する前提で、お客さんにいいところを見せて「契約」のみさせて、その後はどこかのタイミングで逃げるつもりでいたのかもしれません。
この経験から、奈々子さんは「激安エステお試し体験」には気軽に参加せずに、利用する時は「必ず、お店の口コミをチェックする」ことにしたそうです。また、途中で倒産、閉店されるのを恐れて、かならずエステの会社の「資本金」や経営状況をチェックするようにもなったとか。
エステで先払いをする時は、途中で倒産・閉店されるリスクを防ぐためにも、お店側の情報をしっかり確認してからの方が良さそうですね。
【編集部より】
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