東大生は常識的。でもコンパの集合方法では、めちゃ「非常識」な方法をとる不思議。どうしてそうする!?
2段階集合する東大生たち
様々なサークルの新入生歓迎コンパの案内を見ると、渋谷109の前やマークシティの下を集合場所に設定していることに気づきました。どうやら、東大生の主要な待ち合わせ場所のようです。
誰が参加するのかわからないため一度そこに集合し、人数を把握しながら目的の飲食店に連れて行くのでしょう。ぼくが日本大学の学生だった頃も、部活の人たちがそのような待ち合わせの方法を取っていました。
しかし、東大生はクラスの食事会もこの2段階でおこなっているようなのです。
それは大学院生にクラスで利用するのに適した飲食店を聞いた時のこと。
「シェーキーズとかいいよ。一度、 “マークした”で待ち合わせてから行ってる」
ぼくは耳を疑いました。どうしてそんなことをするのか尋ねました。クラスのグループLINEで店の住所を送ればそれで済むはずです。
「昔からそうやってるし、お店に一人で来られない人もいるかもしれないから」
夏休みは外国で一人旅をするような人が散見される大学で、飲食店に入れないような人がいるでしょうか。根拠のない適当な発言に感じました。しかし、それだけで済むのならわざわざ記事に書きません。
なんとぼくのクラスの食事会もなぜか渋谷109で集合することになったのです。食事会の主催者はいつどこで誰から2段階集合を受け継いだのでしょうか。
ぼくは柔らかく抵抗しました。
「お店に直接集合じゃだめなの?」
それに対する返答に驚愕します。
「店の下に30人も集まると、迷惑になるからやめた方がいいと思う」
店の下に集まるという発想はなかった。虚を衝かれました。どうして店の前まで来て、わざわざ外に集まるのか解せませんでした。あれほど賢い友人たちが、どうしてそのように不合理な発想をするのか。
ぼくは諦めずに続けました。
「店の下には集まらないよ。席で待ち合わせをするんだよ」
すると、こう言います。
「ばらばらでお店に入ってきたら迷惑じゃないかな?」
僕は最後まで戦う決心をしました。
「最もスタンダードな入店方法だから迷惑じゃないよ。それにその店はエレベーターで上がった先にあるんだから、ばらばらでお店に入るしかないじゃない」
粘り強い説得によって、なんとか2段階集合を阻止することができました。
外食の経験が豊富なら、そんな風に集まる理由がなく、不合理な行動だとすぐに判断できます。しかし、経験がないと、杞憂を積み重ねて判断を誤ってしまう。
賢いだけでは正しい判断はできません。経験や経験の代わりとなる知識の大切さが必要です。
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