ハイスぺ女性が思い知った「現実の残酷さ」。超高級タワマン上司との恋の末路は?【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
いよいよ寝室へ。しかし、そこで見たものは……
『いつも物欲しそうに僕を見ていたのは、気づいていました』
清人さんは、いつもと変わらない口調で、淡々と続けます。
『僕とこうして二人きりになるのを、お望みだったんじゃないですか?』
早苗さんは、勇気を出して言いました。
『あ、あの大量のホラー映画は何なんですか?』
『あれですか……』
無表情の中に、少し気まずそうな色が浮かびました。
『あれは、前の職場の後輩が、大量に送りつけてきたんですよ』
どうやら、後輩が同棲相手から「こんなもん置くな!」と怒られたことがきっかけだったそうです。
「俺には捨てられないから、持っていてください。次長の家広いでしょう」と言われたとのこと。
早苗さんは、それを聞いて安堵しました。そのまま彼と抱き合い、無言でキスをして、ベッドに倒れ込みました。
しかし清人さんのものを見た時、早苗さんは、ホラー映画以上の恐怖に襲われることになったのです。
「彼女を襲った恐怖。二人の末路は?」