「たずう」でも「おとずう」でもありません。「訪う」の読み方、知っていますか?【漢字クイズ】
「とう」です。
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【漢字解説】
「訪う」を辞書で引くと、このように説明されます。
1 目的をもって人の家や特定の場所などをたずねる。おとずれる。訪問する。
2 探し求める。
3 見舞う。
4 とむらう。弔問する。出典:小学館 デジタル大辞泉
上記辞書では「問う」と同語源であることが記されています。
「とう」の他、「おとなう」と読んでも正解です。「おとなう」は文語的な表現です。
「訪」の読み方は以下の通りです。
- 音読み ホウ
- 訓読み おとず(れる)・たず(ねる)(表外)と(う)・おとな(う)
「訪ねる」以外のさまざまな「たずねる」
「たずねる」と聞くと、頭に思い浮かぶ漢字は、主に「訪ねる」と「尋ねる」かと思います。しかし調べてみたところ、これら以外にもさまざまな「たずねる」がありました。
「訪ねる」と「尋ねる」よりは見かける頻度は少ないような気がしますが、「訊ねる」も「たずねる」と読みます。この「訊ねる」は「上の人が下の者に問いただす」という意味があり、例文には「担当者を呼んで訊ねる」があげられます。使う人の立場が限定的な表現です。
他には以下の3つの「たずねる」があります。
- 原ねる
- 温ねる
- 繹ねる
「原」や「温」という日常でもよく見かける漢字に「たずねる」という読み方があったことに驚きです。
それぞれ意味は以下の通りです。
- 物事の根本を探求する。
- 復習する。よみがえらせる。
- 物事のいわれを探りたずねる。一つずつ引き出して吟味する。
「温ねる」がピンとこないかもしれませんが、「温故知新」という四字熟語の「温」がこれに当たります。「温故知新」は『論語』を由来とする言葉で「故きを温ねて新しきを知る」を表します。
参照元:たずねる|検索結果|漢字ペディア
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