「夫婦関係がガタガタ」になったのは、コロナで仕事がうまく行かなくなったせい? SNSの陰謀論に魅せられた夫と、困惑の末に裏切り行為にでた妻

2024.01.26 LIFE

突然訪れた浮気相手との別れに、頭が真っ白に

同業者の男性から「お別れ」のメールが来た瞬間、寛子さんの頭は真っ白になったそう。

その後、彼に「どういうこと?」と真相を聞こうとしたそうですが、すでに「Xのアカウント」ごと削除していました。もしかしたら、奥さんに「アカウントを消せ」と言われたのかもしれません。そもそも彼はXを四六時中見ているような人だったので、「自分の意思でアカウントを消すのはまず考えられない。きっと奥さんに言われたからだ!」と、感じたそうです。

しかし、その彼とはもう連絡が取れなくなったので「嫁にバレた理由」「アカウントを消した真相」は、すべて闇の中と言えるでしょう。

 

男性との突然の別れから、寛子さんは「これは運命が、もう一度『家の人』と向き合いなさいといっているのかも。夫や子どもたちともう一度向き合おう」と決めたそうです。

かといって、怪しい思想ばかり押し付ける夫とは、もう一緒に息も吸うのも嫌と感じていた寛子さん。そこで、夫に対して「SNSを見る時間を1日2時間以内」と条件を設けたそう。

 

 

夫ときちんと向き合うことで、少しずつ変化が見られるように

もちろん、いくら寛子さんが「こうして欲しい」と決めたところで、当時の夫は素直に聞いてくれるような人ではありませんでした。そこで寛子さんは「ルールを守ったら、ご褒美をつくろう」と決めたそう。「ルールを1ヶ月守ったら、おこづかいを1万円アップする」という条件を夫と約束しました。

 

最初のうちは、夫も「寛子は誰かにそそのかされているのだろう? そんなことを言う人ではなかった」、「俺は寛子に指図されて動く人間ではない」とブツブツ文句ばかり。だからこそ、少しでも条件を守ったら「流石、あなたね」と褒めまくったそうです。

もともとプライドが高い夫は、人から褒められると弱い一面もありました。寛子さんが必死に褒め続けたことで、次第に夫は寛子さんが決めた「ルール」向けて少しずつ頑張ってくれるようになったとか。

さらに寛子さんは、旅行や外食など、無理のない範囲で「家族で一緒に過ごせる時間」を増やすことも意識したようです。話をする時には、ニュースなどの世間話ではなく「これから今のお店をどうしたい?」など、夫に関する話題や質問をするようにしたとか。

 

もちろん、これだけ頑張ったからとはいえ、完全に夫の「怪しい思想」が解けたという訳ではありませんでした。ただ、夫自身も「自分と向き合おうとしてくれている」という妻の姿勢に心動かされたのか、少しずつ変化が見られるようになったとのこと。

ここ最近は、怪しい思想や陰謀論めいた話はせずに「これからの自分(仕事に関する目標など)」に対する話を、夫自身からするようになっているそうです。

 

世の中には今、いろんな情報が溢れています。どの情報が正しいかどうかは本人が判断するしかないのですが、家族が怪しい情報に翻弄されると、一緒に過ごすものはストレスを感じるものですよね。

家族が何らかの情報に翻弄されそうになった時こそ、その人を良く知る人物である「家族」がしっかり向き合っていくことが大事なのかもしれません。

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