マンション価格高騰のなか、都内の駅近物件GET!度重なるトラブルで「こんなはずじゃなかった……」と泣きをみた原因は

工事中はベランダが「真っ黒」になって、ビックリ仰天

工事中は足場を組んで作業員が作業をすることもあり、埃のようなものがベランダ一杯にびっしりとこびりついたそうです。

不幸中の幸いで、隣人はこの時期ばかりは「ベランダでのタバコ」を吸うことはなかったとのこと。工事中は、タバコの煙悩みから解放されたものの、ベランダ部分が「真っ黒」になる姿を見ては、保奈美さんは憂鬱な気分になっていたとのこと。

誰かに文句を言ったところで工事が終わらないことには解消しないので、文句のひとつも言えず堪えるばかりの日々。保奈美さんは毎日ベランダが黒くなっていく様子を眺め続け、工事が終わった途端に大掃除したそうです。

 

マンションに住み始めてから保奈美さんを悩ませたことは、隣人、騒音、粉塵トラブルだけではありません。時折、行われる「マンションの総会(※区分所有者の意思を統一し決定する会議のこと)」でも、中古で購入した保奈美さんは周囲の雰囲気に馴染めなかったそうです。どうやらそのマンションは、新築時に購入した者同士で一致団結しており、途中から入居した者が意見を言える雰囲気ではなかったようなのです。

 

 

総会では、嫌な人間関係を見て心が疲弊することも

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マンションの総会は、住民同士が友好的とはとても言えない空気が漂っていました。欠席した人に対して、「あの人、いつも参加しないよね」「面倒なことは、人に押し付けるタイプって困る」とヒソヒソと数人で悪口を言っているのを見かけることもあり、保奈美さんは恐怖を感じたそうです。

総会での出来事から、保奈美さんはどんなに面倒と感じても、夫と必ず一緒に顔を出すようにしたとのこと。しかし、総会では住民が文句を言い合っているシーンしか目にすることがなく、参加する度に「もう、引っ越したい」と心の底から願ったと語ります。

 

保奈美さんは、この経験から「家を購入する時は、利便性や予算だけでなく、周囲にどんな人が住んでいるかもチェックする必要がある」と感じたとのこと。また、その住居自体に欠陥があれば、修繕工事が必要になり、環境面でも金銭面でもさまざまなトラブルに見舞われる事態になってしまいます。

マンションを購入した時、どうやら保奈美さんは「マンションを建てた建設会社」についてはあまり気に留めていなかったそうです。「よく知らない建設会社が建てたマンションだけど、都内で購入できるなら」と、建設会社の知名度や信頼度については目をつぶったとのことでした。

しかし、どんなにいい場所のマンションでも、定期的な修繕以外に何度も大きな修繕が必要なほどの欠陥があれば、工事の度にストレスを感じることとなります。この経験から、保奈美さんは家を買う時は「住宅会社の実績、信頼度」も加味する必要があると感じたそうです。

 

 

トラブルが多いマンションを離れ、いつかは買い替えを検討

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保奈美さん一家は今後、娘がもう少し大きくなったらマンションか、または一軒家への買い替えを検討しているとのことでした。

その時は、「都内で利便性が良い」という条件だけで選ばず、まずは賃貸で近くに住んで「街の様子」を確認してから家を購入しようと考えていると、保奈美さんは語ります。確かに、一度「賃貸」という形で住んでみれば、治安や街に住む人の様子も確認した上で、失敗のない不動産選びができそうですよね。

不動産は「駅近」ほど価格が落ちにくいので、家やマンションを買う時に「駅から近いかどうか」だけで物件選びを考えてしまう人も少なくありません。ただ、長く住むことを考えたら利便性以外にも「周囲に住む人の様子」、「治安」、「建設会社の実績、信頼度(口コミ情報など)」をチェックしておくことも大切と言えるでしょう。

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