年収600万の夫が、過労うつで休職。「月7万の養育費」が払えない!裁判所からの「履行勧告」に追い詰められた、再婚妻の悲痛な叫び

2026.07.30 LIFE

うつ病は「心の風邪」と表現されることがあります。厚生労働省が実施した2023年の患者調査によると、精神疾患で通院や入院をしている方は全国で603万人にのぼります。2011年時点では258万人だったことを考えると、10数年で2倍以上に激増している計算になります。私たちが日常的に風邪をひくのと同様、誰がいつうつ病を発症してもおかしくありません。「自分には関係ない」と高をくくるのは非常に危険で、それは自分自身だけでなく大切な家族にとっても同じことです。つまり、うつ病を患った家族を支える側になる可能性も大いにあるのが現実です。

今回の相談者であるパートタイマーの恵理子さん・41歳も、まさにそんな過酷な状況に直面した一人でした。

 

<家族構成と登場人物、属性>
妻:夏田恵理子(41歳) / パートタイマーで年収180万円。今回の相談者です。
夫:夏田幹夫(44歳) / 会社員で年収600万円。
元妻:南野未唯(40歳) / 派遣社員で年収250万円。
子:南野未桜(8歳) / 幹夫と未唯の間に生まれた子どもです。

 

<毎月の支出内訳:計 343,900円>
家賃:90,000円
電気代:14,000円
ガス代:12,000円
水道代:8,000円
携帯代:24,000円
車のローン:23,300円
ガソリン代:6,000円
自動車保険:4,000円
食費:50,000円
生命保険:5,600円
奨学金返済:37,000円
元妻への養育費:70,000円

 

※画像はイメージ写真です。

【行政書士がみた、夫婦問題と危機管理  #24】

 

 

激務と人員削減で崩壊した夫…傷病手当金では足りない過酷な現実

恵理子さんの夫である幹夫さんは、部品メーカーの管理職として真面目に働いていました。幹夫さんには離婚歴があり、6年前に離婚した元妻との間に生まれた子どもを育てるため、毎月7万円の養育費を支払い続けています。恵理子さんもその事情を理解した上で再婚し、生活を支えてきました。

しかし、幹夫さんの勤務先が物価高を理由に無理な人員削減を強行しました。部署の部下は以前の3分の2に激減したにもかかわらず業務量は変わらず、足りない穴埋めはすべて管理職である幹夫さんの肩に重くのしかかりました。帰宅は連日午前零時過ぎでした。管理職のため残業代は一銭もつかず、休日も自宅で仕事をこなす異常事態が続いたのです。

やがて幹夫さんは会話が減り、夜も眠れず、みるみるうちに頬がこけて体重は8キロも減少しました。ついにベッドから起き上がれなくなり、過労とうつ病で休職を余儀なくされました。

 

休職により、夫の収入は給料から健康保険の傷病手当金へと切り替わりました。そして、振り込まれる金額は休職前の3分の2にあたる毎月17万円まで激減しました。恵理子さんの毎月13万円ほどのパート代を合わせても世帯収入は30万円。毎月約34万円かかる支出を賄いきれず、家計は一気に火の車へと転落してしまったのです。

 

 

▶「月7万の養育費」で家計が押しつぶされそう。ある日、裁判所から届いた衝撃の『履行勧告』

続きを読む

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク