「モテるのに長続きしない」営業職の38歳女性。手放すべきは【私には価値がない】という呪縛
無意識に自分を傷つけているのは、自分の言葉
「私は、誰からも大事にされない」「私には価値がない」自分で自分に無意識のうちに投げかけている刃のような言葉は、自分自身を深くえぐり、傷つけてしまいます。
そのせいで自信を失い、自分のことも周りにいる人のことも見下していては、恋愛も仕事も悪循環に陥ってしまいます。
そこで、私がN子さんにアドバイスしたのは、「自分に向けて刃のような言葉を向けるのは今すぐやめて、代わりに愛の言葉をかけてあげましょう」というものでした。
「私には、愛されて大事にされる価値があるよ」
「私は、好きな人から愛されて結婚できるよ」
「私は、価値のある人間だよ」
どんな言い回しでもかまいません。気づいたときに、自分に向けて愛の言葉をかけてあげてください、とお伝えしました。
これまで自分に対してダメ出しばかりしてきた人は、「歯の浮くような愛の言葉」に最初は違和感を覚えるかもしれません。
ですが、これまでとは違う、慣れない言葉を自分に伝え続けることで、世界は変わります。愛の言葉に違和感がなくなる頃には、「自分が本当に望んでいる世界」が目の前に現れます。
最初は「めちゃくちゃ違和感がありますね」と戸惑いを隠せないN子さんでしたが、実際に愛の言葉を口に出してみると、「自分の中の奥深いとこころに、温かく響く気がします」と、効果を実感したようです。「しばらく続けてみます」と言ってくれました。
自分の本当の望みは「結婚」ではなかった?
その日から、自分に愛の言葉をかけ続けたN子さんの世界は、どのように変化したのでしょうか。
1年後、N子さんはより条件のいい会社に転職をしました。「自分には価値がある」と伝え続けているうちに、N子さんは「自分が本当に望んでいるのは結婚ではない」ということに気づいたそうなのです。
「恋愛はしたいし、好きな人に愛されたいけれど、今すぐ結婚をしたいわけではない」そう気が付いたN子さんは、婚活アプリを退会しました。
それまでも仕事は好きでしたが、「自分には価値がある」と言い聞かせることで仕事への集中力が高まったそうです。「自分の力をもっと発揮できる場所で仕事をしてみたい」という自分の望みをかなえるために、転職活動をしました。
現在は、転職先の会社で、N子さんはより規模の大きいイベントを手がけています。プライベートでは、新しい職場で出会った10歳下の男性とおつきあいをしているそうです。仕事も恋愛も充実していて、「自分が望んでいた世界はこれだったんだ、という思いです」と晴れやかに報告してくれました。
自分にかける言葉で世界を変えていく
婚活がうまくいかない、仕事がつまらない。そう思っている人は、自分でも気づかないうちに、自分に刃のような言葉を向けてしまっていないでしょうか。
自分が自分にかける言葉で、世界は変えられます。
「私には、しあわせな結婚をする価値がある」
「私には、やりたい仕事で高収入を得る価値がある」
まず、自分に愛の言葉をかけることから始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回の働く女性の「婚活ストーリー」もお楽しみに。
【編集部より】
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