
「6千万円で裏口入学できたなんて…」娘のお受験に失敗して不倫に走った、エリート妻の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
恵比寿のバーで、二人はカウンターに座りました。
元々お酒にも音楽にも全く興味がなかった京香さん。しかし、そこのバーが出すモヒートはすっきりとしていて、とても美味でした。
店内には80年代を思わせるジャズが、控えめに流れていました。
『この曲、好きかも』と彼女が言うと『この店はアンプにこだわっているから、全部が名曲に聞こえるよ』と彼は説明します。
『普通のスピーカーって、低音・中音・高音に対して1つのアンプを使ってるんだ。この店のスピーカーは、低音には低音のアンプを、中音には中音のアンプを……と、それぞれ使っている』
熱心に説明する彼に感心して、彼女はグラスを傾けました。男性特有の凝り性は、嫌いではありません。
娘の受験が終わり、燃え尽き症候群のようになっていた彼女は「打ち込めるものがあっていいな」とも思いました。
「仕事でも課長止まり、マミートラックにはまったまま抜け出せない。娘の小学校受験にも失敗して、夫との仲は最悪。かろうじてタワマンに住んでるだけ。私の中は空っぽな気がしたんです」
心の空洞にアルコールが染み渡っていきます。お酒が進み、いつのまにか京香さんは、啓司さんに日々の愚痴をぶちまけていました。
そんな中、『この後、どこ行く?』と彼が聞いてきました。てっきりホテルに誘われるのかと思って彼女が身構えていると、彼は意外にもこう言いました。
『ゴルフでもやりに行く?来月、店内コンペでしょ』
彼女は驚きました。クラブも持っていないのに、どうやって行くんだろう。
『着いてくればわかるよ』とお会計終えた啓司さんに言われて、2人はタクシーに乗り込みました。
着いた場所を見て、彼女は全てを理解しました。
到着した場所はなんと… 次ページ
【注目の記事】
- 白髪染め迷子だったアラフィフ編集部員が体験。パサつく、色が抜ける・・・ホームカラーのイメージを覆す“クレイパック着想”の白髪染め 驚きの染まりとツヤのワケとは
- 「髪が傷む」「すぐ色落ちする」「染まりムラがある」セルフの白髪染め悩みを解消する次世代のカラー剤。「美容パック」でおなじみのクレイを使った白髪染めとは!?【白髪ケアのプロ×研究員対談】
- 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.9/@和乃食 ここから【オリーブオイル、サラダ油、菜種油】
- 「急に老けた!?」と悩む40代、50代必見! 編集部員がリアルに実践「毎日キレイを保つ」お手入れ法
- 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは?
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.8/@サンジャン・ピエドポー【オリーブオイル、キャノーラ油】