
「6千万円で裏口入学できたなんて…」娘のお受験に失敗して不倫に走った、エリート妻の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
『あいつは俺のことを好きじゃない。演技をしてる自分に酔ってるだけだ。彼女が気にしてるのは、君だよ』
京香さんは言葉の意味がよく理解できず、彼の言葉の続きを待ちました。
『君みたいに子供をお受験させて、キャリアも築いている女性って、すごく輝いて見えるんだよ。本当に彼女が俺のことを好きで、俺のキャリアを応援したいのだったら、残業中に電話なんてかけてこない。君に嫌がらせをしたいから、電話をかけてくるんだよ』
『包丁は?』と彼女は尋ねました。かつて彼が財布を取り出した時、財布が包丁でズタズタにされていたからです。
彼は笑いながら話しました。
『俺が家でよく、息子に話すんだ。銀行に京香さんっていう素晴らしい課長がいる。仕事も頑張って、育児も真面目に考えてる。お前もそういう奥さんをもらえよ、って。それを聞かれたら、財布がああなってた』
『何も成功してないですよ』と彼女は言いました。
せいぜい課長止まりだし、娘の小学校受験は失敗したからです。しかし、彼はこう返しました。
『課長になるだけで成功だよ。世の中には働くことすら諦める女の人だって、たくさんいる。さらに娘に受験をさせようなんて、すごい労力が必要だ。その娘を想う心こそが、僕はすごいと思う。結果じゃなくてね。そんなもの後からついてくる』
2人はタクシー乗り、解散しました。
仕事もダメ、育児もダメ。そう思い込んでいた京香さんですが、他の人からはそう見えていない。
それだけで、救われたような気がしました。
「次長に対して恋愛感情はありません。きっとこれからもないでしょう。でも彼がいたことで、なんだか良い夜を過ごせたな。そう思いました」
そう語る彼女の笑顔は、まるで上質なモヒートのようにすっきりとしていました。
前編はこちら▶▶「6千万円で裏口入学できたなんて…」娘のお受験に失敗して不倫に走った、エリート妻の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】前編」
こちらの記事も読まれています
「ここで脱ぐの?」イケメン部下への欲に負けた勝ち組女性。1部屋8万円の高級サロンで、なんと…
<文/登彩>
【注目の記事】
- 白髪染め迷子だったアラフィフ編集部員が体験。パサつく、色が抜ける・・・ホームカラーのイメージを覆す“クレイパック着想”の白髪染め 驚きの染まりとツヤのワケとは
- 「髪が傷む」「すぐ色落ちする」「染まりムラがある」セルフの白髪染め悩みを解消する次世代のカラー剤。「美容パック」でおなじみのクレイを使った白髪染めとは!?【白髪ケアのプロ×研究員対談】
- 「お値段にも納得いく手応えです」あのシーズ・ラボのサロンケアが「本当に自宅でできてしまう」1台13役の最新鋭※マルチ美顔器の「ほんとにすごいところ」とは
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.9/@和乃食 ここから【オリーブオイル、サラダ油、菜種油】
- 「急に老けた!?」と悩む40代、50代必見! 編集部員がリアルに実践「毎日キレイを保つ」お手入れ法
- 白髪に悩む40-50代女性が「泡クリーム」タイプの白髪染めをセルフでお試し!「もっとはやく使えばよかった」後悔の理由とは?
- 美味しさの決め手は植物油!~油の達人に聞く植物油の魅力 vol.8/@サンジャン・ピエドポー【オリーブオイル、キャノーラ油】