
「12歳年下の男」に口説かれて…。勝ち組女性が溺れた不倫沼と、その末路【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
急展開。二人の末路は
週明けの月曜日は、慌ただしくスタートしました。銀行の”異動日”で、人事辞令が発表される日なのです。全国に本部や支店があるメガバンクでは、地方転勤も起こります。どこか他人事のようにその様子を眺めていると、マキさんの内線が鳴りました。慎也さんからでした。
『異動のこと、聞きました?』と彼は話します。「まさか、慎也さんが?」と思いましたが、彼ではないとのこと。胸をなでおろしたのも束の間、彼は言いました。『僕の上司です。あの会社の案件、やっぱり考え直せって……』
遥さんは目の前が真っ白になりました。取引先には既にOKをもらっています。「どうにかならないの?」と彼に聞くも、「新しい上司との関係性がないので、何ともできません。ちょっと上司の異動で僕もバタバタしてるので、この辺で」と電話を切られてしまいました。
結局その案件はできず、「忙しくて会えない」と慎也さんに断られ続けて、彼との関係は終わってしまいました。課の目標も達成できず、表彰もなし。慎也さんとの関係を深めたいがあまり、A会社の案件ばかり打ち込んでいたのです。「これでは次の昇格も見込めないな」と彼女は悟りました。戦いは、終わったのです。
恋も仕事もうまくいきませんでしたが、不思議とマキさんの心は晴れやかでした。
「戦い続ける人生に、どこかで疲れていたんでしょうね。慎也さんとの日々は”仕事と育児だけが人生じゃない”と気付かせてくれる、貴重なものでした」
“自分を大切にする”ことの重要さに気付いたマキさんは、今ではマッサージやママ友とのランチなど、仕事と育児以外のことにも時間を使うようになりました。中でも一番のお気に入りは、渋谷の街を歩くこと。歩いていると、慎也さんとの日々を思い出すからです。彼は辞令が出て、仙台へ異動してしまいました。
「最近、渋谷でお気に入りスポットを見つけたんです。それは展望台で、一緒に飲んだビルもホテルも見えるんですよ。空が澄んでいる日は、どこまでも見通せそうな気がします」
でもさすがに慎也さんの今いるところまでは、もう見えませんでした。
<<この記事の【前編】:「12歳年下の男」に口説かれて…。勝ち組女性が溺れた不倫沼と、その末路【エリート銀行員たちの不倫事情】前編
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