「撈」の読み方、知ってる?「て・てへん」に着目して考えてみてね【漢字クイズ】

2024.07.09 QUIZ

 

「ロウ」です。

 

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【漢字解説】

「撈」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

 

字義

①とる。すくいあげる。水中にはいって物を取る。「魚撈」

②とる。ひっかけて取る。

 

※現代表記では「労」に書きかえることがある。

 

出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版

 

 

「撈」を含む四字熟語を確認

・大海撈針(たいかいろうしん)

非常に困難、ほぼ実現不可能。
※海の底に落ちた一本の針をすくい上げることは難しいという意から。

 

海に落とした一本の針を見つけることは不可能に近いですよね。しかし、完全に不可能とは言い切れないでしょう。
客観的に見て大海撈針な物事であってもあきらめず、努力を継続すれば実現できることもあります。

 

世の中には大海撈針といわれる物事に愚直にも取り組み、名声を得た人もいますよね。
たとえば、有人動力飛行に逸早く成功したライト兄弟やグスターヴ・ホワイトヘッド。人間は空を飛べるはずはないという見方をくつがえしました。

 

・海底撈月(かいていろうげつ)

実現不可能なことに労力を費やしたあげく無駄に終わることのたとえ。
※海面に映る月をすくい上げようとし、成果を得られないまま終わるという意から。

この四字熟語はさまざまなシーンで使えます。

例①:推しに認識されたくて学生時代は勉強や遊びそっちのけでバイト三昧だった。社会人になっても給与は推しに使い果たした。思えば、海底撈月の切ない人生だったな。何も残らなかったよ。

例②:私の友人は昔から高望みの恋ばかりしている。三十路もすぎたし、海底撈月はそろそろよせばいいのに。

例③:彼は自分の能力と向き合おうとしない。弁護士や会計士を目指して勉強しているけど、合格したことは1度もない。海底撈月ともいえる挑戦はそろそろやめてほしい。

 

※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)

参考サイト:辞典オンライン 四字熟語辞典ONLINE.

 

 

◆漢検受検級の目安チェック | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)

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