「優しい人」だと信じていたのに、意地悪すぎてドン引き!【同僚の本性】を知ることになる、きっかけとは?

2024.04.29 LIFE

同期の仲間として、次第に仲良くなった

三重県在住の理央さん(仮名・42歳/会社員)は、2歳年上の夫、4歳の長男との3人家族。理央さんは現在、子どもを保育園に預けながら仕事を続けているそうです。

 

理央さんが今悩んでいるのは、同期との関係です。理央さんは、大学を卒業した22歳のころに現在の勤務先に就職しました。就職した会社はベンチャー系の大手で、陽気で活発な人が多い環境。人見知りの性格である理央さんは、そんな同期達となかなか馴染めずにいたようです。

そんななか、人当たりがよい同期の茜さん(仮名)が、理央さんに話しかけてくれるようになったのだとか。茜さんはいつもニコニコとしていて、朗らかでフレンドリーな性格の女性でした。

茜さんは、理央さんがウジウジ悩んでいると、いつも「どうしたの?悩みがあったら何でも聞くよ」と心配してくれたそうです。その都度、理央さんは「仕事でミスをしないか、いつも心配になる」「上司とどう接したらいいか悩む」といった相談を茜さんにしていたそうです。

どんな悩みごとを優しく受け止め、いつも親身になって答えてくれた茜さん。理央さんにとっては女神のような素晴らしい存在に映っていたのだとか。

 

2人の関係に亀裂が生じたのは、それから13年過ぎた頃でした。

理央さんは35歳になり、取引先の男性と仕事を通じて結婚したそうです。一方、茜さんは未婚。そのころから次第に2人の関係にヒビが入るようになりました。

 

 

先に結婚した理央さんに、嫉妬するようになった同期

茜さんは結婚報告を聞くなり、顔色が曇りました。理央さんはてっきり喜んでくれると思っていたので、その反応に驚いたそうです。それ以降、廊下ですれ違っても茜さんは理央さんのことを無視するようになりました。

その後も、職場で無視をされる、こそこそ話をこれ見よがしにされるといった嫌がらせを茜さんから受け続けたそうです。おそらく、理央さんが先に結婚したことが、茜さんにとって面白くなかったのでしょう。ある時は、茜さんが旅行にいって会社の人にお菓子を配る時も、理央さんだけ避けて配るという意地悪もあったようです。

このような嫌がらせは、理央さんが結婚した後もずっと続きました。酷い時には、理央さんが上司に褒められると、チッと舌打ちをして不機嫌になることもあったそうです。

今までずっと茜さんのことを「いい人」だと思っていたので、この変化にはかなり驚いたとのことでした。

 

 

露骨な嫌がらせが続いて、大きなストレスに

思い起こせば、茜さんはいつも職場で元気が無さそうな人を見かけては「どうしたの?」と話を聞いていたそうです。ことあるごとに、元気がない人を明るく励ましてきたので、職場での評判も上々でした。ただ改めて振り返ってみると、元気な人や仕事ができる人には近づく様子がなかったそうです。

もしかしたら、茜さんは根っからの「いい人」ではなく、ただ単に「不幸な人」を探すのが好きだったのかもしれません。いますよね、不幸な人を見て「この人より不幸じゃないから、自分は大丈夫」と比較して、優越感に浸るタイプ。理央さんは茜さんがそのタイプに該当するのではないかと、次第に思うようになったそうです。

やがて、理央さんは「仕事を辞めたい」と思うほどストレスを感じるように。そこで、思い切って夫に「会社を辞めたい」と相談しました。すると、夫から予想外な回答が戻ってきたのです。

快く承諾してくれると思っていたら、「これからAIの時代になるし、僕が今携わっている仕事がいつなくなるかわからない。できれば、子どもが産まれるまでは仕事を続けてほしい」と夫。

そもそも理央さんの夫はIT関係に勤めており、給料は決して悪くありませんでした。生活に支障がないなら、仕事を辞めさせても問題なかったはずなのに……。

 

 

▶つづきの【後編】では、茜さんの嫌がらせに耐えかねた理央さんが再び夫に退職の相談をしたものの……。理央さんの退職と夫婦関係はどうなってしまうのでしょうか?__▶▶▶▶▶

 

 

【編集部より】
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