家族以外には外面がいい「モラ夫」。偽りの姿を演じ続けて、私からすべてを奪った【裏の顔】とは?
家の中では悪口と愚痴ばかりのモラハラ夫
Nさんの実家がある場所は、田舎のにうえに近所のつながりがとても濃いので、いい男性が婿に来てくれたと我が家は周りから羨ましがられていました。ご両親もそれが自慢で、ことあるごとに夫を連れて地域の活動に参加していたといいます。ついにNさんの夫は町内会で役員を任命されまうほどに。それからはさらに町内活動に熱心になり、平日は会社、休日は町内活動と夫は慌ただしく過ごしていました。
『もちろん外では「仏」とみんなから呼ばれるだけあり、嫌な顔ひとつせず手間のかかる行事も、重いものを運ぶ雑用などもすべてすすんでやっていました。
しかし帰宅すると別人に変わるのです。「あんなくだらない行事やってられない」「俺がなんで重いもの持たないといけないわけ?」「みんな頭悪いから要領悪すぎる」と、文句しか言わないのです。
そして私には「あんたと結婚したことで俺の人生めちゃくちゃだ」「俺がいてくれてありがとうって言う気持ちもっと見せろ」「あんたみたいな女、俺以外の人は結婚してくれなかったよな」そんなことを言い続けれられていたので、私はこの世に必要のない人間だと思い込んでしまっていました。』
どこのモラハラ夫も皆同じように、外ではいい人の振りをするのはなぜか。その理由を考えてみました。
- 本当は弱虫だから: 他の人に攻撃されないようにいい人を演じている
- 注目されたいから: いい人を演じれば人から注目される
- 人を操るため: 他の人を操ったり、コントロールするため
- 自分の本質がバレないため: パートナーに対するひどい行動を他の人に隠すために
- 心が未熟だから:自分の機嫌を自分で取れない
実は弱虫なのでターゲットにされたくない、だからいい人を演じて攻撃されないようにします。他人からの悪口や評判、他人からどうみられているのかを気にして生きています。モラハラの人は注目されたいと言う欲求も強いのです。でもそんな能力も魅力もないので、いい人を演じるのです。いい人を演じるとファンがつく、そこで人を思い通りに動かそうと言う企みもあります。
本当は気が小さくて、人の評判が怖い、自分の弱さを隠すためにいい人を演じるのですが、それをすることによってストレスが生じます。
そのストレスを自分でコントロールすることができないので妻に対しての暴言や無視、大きな足音などで妻を威圧し、妻の恐怖と涙と怯えを自分のエネルギーに変えてストレスの発散をしているのです。
離婚をするのも離婚せず暮らすのもその人次第
『若い頃は子どもが成人したら離婚をすると決めていましたが、もう結婚して30年以上経ち、夫も定年を迎えました。
今離婚をしても、実の両親の家は夫のものになってしまうので、住む場所も探さないといけない。年金分割しても一緒に暮らしている方が使える金額が多いということなどもあり、離婚をする方が損をします。
自分の心の健康や自由も大切ですが、30年も経つと上手にやり過ごす方法を身につけることができました。夫の愚痴は近所の人に話しても無駄だと諦め、今はSNSで出会った人たちと愚痴や不満を発散する場所もあるので、自分は悪くないと思えるようになりました。ここまできたら夫より長生きしてそれからの人生を楽しんでいきます』
モラハラ夫心を守りながら暮らしていくのも、離婚をするのもその方の価値観と状況次第です。離婚を選択しない場合は自分の気持ちを発散でき、共感し合える場所を見つけることが大切です。モラハラ夫の言葉で下がった自己肯定感を上げるために、自分を受け入れてくれる場所をSNSで探すこともおすすめします。
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