「あぁ、こんな場所でするなんて…」秘密の不倫、陶酔の果てに全て失った女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
彼の家は、なんと…
「家に帰ると、あるグループLINEが作成されていました。辞めていく女性行員が、飲み会に来てくれたメンバーを次々に招待したみたいです」
退職後も繋がりを保って、今後のビジネスに有利に使うつもりだろう。そう思って苦々しくLINEを眺めていると、メンバーにシュンジさんの名前を発見しました。少し迷った後で、お酒の力もあり「本日ありがとうございました」とだけ送りました。
「お酒の力って偉大ですよね。普段は絶対にやらないようなこともできてしまう。この時はお酒を言い訳につもりするつもりでした。」
しかし、この後でアルコールでは言い逃れはできない出来事が起こるのです。
「彼は『今夜は月が綺麗ですよ』と、自宅のベランダから空の写真送ってくれました。月よりもあたりの景色に目が行きました。映り込んでいた建物から、私の近所のマンションだと分かったんです」
そこは最低でも家賃が100万円はかかる部屋でした。「〇〇ガーデンですよね?うち、近所です」と送ると『そうなんですね。今度遊びに来てください』と返事が来ました。
「やましい気持ちはない。ただ高級マンションの中身を見てみたいだけ。そう言い聞かせて、LINEで作戦会議を始めました」
お互い子供がいるため、平日に有給を合わせて取ることになりました。彼の奥さんはPTA活動に精を出しているらしく、会議で確実に家にいない時間帯があるとのこと。日取りが決まり、ユリさんは慌ててエステや美容院の予約を入れました。服も買わなくてはなりません。何より大事なのは、仕事を終わらせなくてはなりません。時間がない……と思いながらスケジュールを詰め込みました。
あっという間に、Xデーがやってきました。これが彼女にとって、様々な意味での運命の分かれ道になるのです。
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