「あぁ、こんな場所でするなんて…」秘密の不倫、陶酔の果てに全て失った女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
彼との行為は鏡の前ということもあり、とても興奮するものでした。体を合わせた物同士に漂う親密さと、情事後の気だるさを保ちながら、2人はリビングでゆったりとワインを飲んで午後を過ごしました。
お土産にと渡された高級チョコレートを手に、ほろ酔い気分で彼女は家路に着きました。家に着いてすぐに、彼女はLINEで彼に「シュンジさん、今日はありがとうございました。とても楽しかったです」とお礼を送りました。
「行動が早い。それが私の唯一と言ってもいい長所でした。ただしお酒を飲んでいて、判断が鈍ってしまったんでしょうね」
キッチンでコーヒーを淹れ、チョコレートに舌鼓をうっていたところ、彼女のスマホに着信がありました。LINE電話で、シュンジさんからです。浮かれた気持ちで電話を取ると、彼は緊迫した声で「あのメッセージ、すぐに消した方がいいかもしれない」と言います。
「LINEを見返してみると、グループLINEにメッセージを送っていたことが分かりました」
まさかの誤爆。翌朝、出社すると… 次ページ