ひみつの不倫、年下男性が「45歳の私の身体に夢中になる」快楽【不倫の精算 ・リバイバル】
「あえて飛び込んだ不倫」の理由
Dさんの不倫相手は年下の独身男性で、趣味のスポーツ教室で知り合った。
体を動かすことが好きなDさんにその男性は最初から親しげで、はじめて彼の話を聞いたときから下心がありそうなのは見えていた。が、実際に彼女が肉体関係を持つことはまったく想像していなかった。
彼女には同い年の夫がいて、夫婦仲は順調だった、と思う。夫とは実際に町で会ったことがあり、そのときは「ふたりでデート中」と口を揃えて笑う二人に羨望を覚えた。
10年目の結婚記念日にはダイヤモンドのリングを贈ってくれる夫がいて、仕事は波に乗っていて、趣味もしっかり楽しんでいる。
Dさんの人生ははたから見れば「勝ち組」であり、彼女自身もそんな自分に自信を持っていたはずだ。
会社の部下やスポーツ教室で男性から思慕を寄せられることも珍しくなく、それらを自慢とともにあっけらかんとネタとして話してくれるのは、こちらにとっても楽しい時間だった。
だが。
「ね、どうしよ、ついに進んじゃったんだけど」
半年前、浮かれた調子で話す彼女の声に、胸がガンと音を立てたのを覚えている。
「旦那さんとうまくいっていたのに、どうして?」
そう訊きたい気持ちを必死にこらえ、ひたすら彼女が「彼に甘えきってホテルに誘わせた話」を聞いていると、そこに横たわるひとつの感情に気がついた。
「私を欲しがる彼が見たかった」
「どうしても彼の口から『ホテルに行きたい』と言わせたかった」
「今夜は夫と“する日”と嘘をついた」
Dさんは、求められる自分を知りたかったのだ。
それは、見たことのない彼女のもう一つの顔であり実体であり、表の世界で充実した暮らしを満喫している姿から遠く、「そんなことを思うはずがない」ものだった。
最初の頃は「ソレ目当ての男なんて、こっちから遊んでやるくらいでいい」なんて豪胆に笑っていたのに、自分から飛び込んでいくなんて。
そんなショックは、その後の彼女の苦しみを見ていると、ますます苦い鉛になった。
後編へ▶▶体目当ての男に翻弄されて…。「人生勝ち組」だったはずの彼女の転落劇とは
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