「あぁ、こんな格好で…」ハンサム上司との不倫。背徳的な情事に溺れた女性の末路は【エリート銀行員たちの不倫事情】後編
「もっと良いこと」とは…。指定された場所へ行ってみると
「指定された場所へ行ってみると、そこはマンションの一室でした。感じのいい部屋で、インテリアはどこかビクトリア朝を思わせました」
スミレさんは、違和感を覚えました。そこは明らかに、一人暮らし用の部屋なのです。「ここに住んでいるんですか?」と聞くと、マサオさんは『もちろん違います』と応えます。『それどころか、僕の家でもないです』
彼女が言葉の意味を理解する前に、老齢の男性が現れました。『さっさと始めてくれないか?』と老人は言います。『分かっていますよ』とマサオさんはとため息まじりに答えました。そして彼女の手を優しく引いて『さ、寝室へ行きましょう。あの日の続きをするために』と言ったのです。
「あそこで逃げ出すべきでした。でも、薔薇の花弁のようなベッドは、あまりにも寝心地が良さそうでした。それに彼の欲求を拒んで、一人になるのは嫌だったんです」
二人は寝室に行き、絡み合いました。
ペッティングをしている中で、彼女はある視線を感じました。ドアの隙間から、あの老人が覗いていたのです。
彼女が小さく悲鳴をあげると、マサオさんは歪んだ笑みを浮かべました。『僕の性癖、言ってなかったですよね。誰かに見られていると、興奮するんです』。
彼女が上げようとした非難の声は、快楽の渦に飲まれて消え、そのまま二人同時に果ててしまいました。
二人の末路は… 次ページ
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作家・ライター
綾部まと
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