【鎌田 實先生に聞きました】ずぼら飯でも長生きできる!家にあるなじみの食材で「腸活」「脳活」。おすすめの食材と食べ方
腸のゴールデンタイムを活用、鎌田式「ヨーグルトダイエット」とは?
最後に、ヨーグルトを利用したダイエット術をご紹介!
ヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌の力によって腸が整うことで排便もスムーズになり、やせ体質に。肌や髪がよみがえり、メタボ対策にも力を発揮。いいことづくめの食材ですが、さらに効果を高めて、ダイエット効果を期待できる方法があるのだそう。
やり方は、とっても簡単。「夕食後にヨーグルトを食べるだけ」なんです。その理由は、腸が一番活発になるゴールデンタイムは、朝起きてから15~19時間後だから。
朝7時起床の人は、腸のゴールデンタイムは22時から深夜2時! 夕食後に食べれば、ちょうどこのゴールデンタイムにしっかり善玉菌が働いて、腸を整えてくれるそうですよ。
乳酸菌は体内に留まることができないので、たくさん食べるよりも毎日続けることが大切だそう。1回当たりの目安は100~200gです。
また乳酸菌には人によって「合う・合わない」があるのだとか。かえって肌荒れや便秘が起きるなら、違うメーカーのヨーグルトを試すなどして、自分にとって最適なヨーグルトを見つけましょう。
鎌田式の長生きのための食事術のベースとなる考え方と、食事術の一部をご紹介しました。どれも効果的な食材をうまく、美味しく、楽に取り入れられそうなものばかりでしたよね。
もし興味が湧いたなら、書籍を参照して本格的に実践してみましょう。もちろん、無理は禁物。がんばらずにできることから始めて、今のうちから健康長寿を目指しましょう。
【取材協力】
鎌田 實先生
医者・作家
1948年東京生まれ。医師・作家。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任、以来40年以上にわたって地域医療に携わる。現在、諏訪中央病院名誉院長。日本チェルノブイリ連帯基金理事長、日本・イラク・メディカルネット代表として、被災地支援にも精力的に取り組んでいる。2006年、読売国際協力賞、 2011年、日本放送協会放送文化賞を受賞。ベストセラー『がんばらない』(集英社)をはじめ著書多数。近著に『相手の身になる練習』(小学館)、『70歳、医師の僕がたどり着いた 鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』(集英社)などがある。
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