もう、私につきまとわないで!「テイカー気質」のママ友のせいで、人間関係にウンザリ…

2024.06.13 LIFE

「テイカー(TAKER)」という言葉をご存知ですか? いつも自分の利益ばかりを優先して、人から何か得ようとするタイプの人のことを言います。その反対が「ギバー(GIVER)」で、自分が得る以上に相手に与えようとするタイプ。

子どもの受験シーズンになると、ママ友同士で情報交換することもあるでしょう。ただ、そんな中で質問ばかりするのに、自分のもっている情報は何も教えてくれない「テイカータイプ」がいたら……。テイカータイプは、人にお願いばかりするのに、こちらが困った時は何もしてくれない可能性が高いので、本当に困りますよね。

本記事では、テイカータイプのママに振り回されて、心が疲弊した女性のエピソードを紹介します。

 

 

子どもが私立中学の受験をしたいと言ってきた

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東京都在住の愛理さん(仮名・40歳/会社)は、夫(40歳/会社員)、娘(12歳)の3人家族。愛理さんが住むエリアは教育熱心な子どもたちが多く、娘のクラスも半数ほどが私立を受験するそう。

愛理さんの娘は、友達が私立中学受験予定のため、「自分も同じ学校に行きたい」と、受験を希望するようになりました。そんな娘の意思を尊重し、塾に通い始めました。予定していなかった塾代がかかるようになったものの、共働きだったこともあり何とかやりくりできたそうです。子どもを育てながらの仕事は大変でしたが、この時ばかりは仕事を辞めなくてよかったとつくづく思ったそうです。

愛理さんの夫は転勤族で、2人は地元の人間ではありません。そのため、受験の情報共有などの目的を兼ねて、娘の同級生のママと繋がりを持ちたいと思った愛理さん。塾で出会ったお母さんたちとなるべく交流を持つようにしたのだとか。

 

 

気さくなママと仲良くなった

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愛理さんが住むエリアはハイソな雰囲気のママが多く、最初は声をかけづらかったんだとか。娘のためにもなんとか交流をはかりたいと積極的にコミュニケーションをとるように努めた愛理さん。挨拶からはじまり短い会話を交わせるようになり、少しずつママ友が増えていったそうです。

出会ったママ友の中で、一番多く連絡をとっていたのが「緑さん」でした。緑さんは、娘が通う塾で出会いました。緑さんはいつも笑顔で、知り合ったママたちのなかで一番感じが良かったそうです。他のママがハイブランドで身を固めていたのに対し、緑さんはやや質素な雰囲気だったのも、声をかけやすかった理由のひとつでした。

ただ、この緑さんがなかなかの曲者だったのです……。

緑さんとLINE交換をすると、「塾は今のまま変えない?」「受験のことがよくわからなくて……。愛理さんは、どうやって調べている?」と、頻繁なメッセージが届くようになります。

 

 

ママ友から頻繁な質問が届き、戸惑いを感じるように

最初のうちは情報交換ができればと思っていたものの、あまりにも頻繁に来るので次第に愛理さんはストレスを感じるようになりました。

たくさんメッセージが来る割に、こちらから「受験勉強って、どんな教材を使っている?」「通信教育とか併用している?」と尋ねても、「ちょっとわからないかも」と適当な返事しか返ってきません。おまけに、場合によっては「今から用事があるから、ごめんね」と返されて、メッセセージのやり取りが終わることも。

いろいろと人には聞く割に、自分の情報はあまり教えてくれない緑さん。自分が欲しいものだけもらうタイプの女性なのではないかという印象をもちました。この時はまだ「ああ、テイカータイプの人なのね」と、分析するだけにとどまった愛理さん。本当に問題を感じたのは、この後のことでした。

それは、あるママ友との交流会の時でした。その会では、セレブなママ数人も交えて、合計9人ほどのランチ会でのことです。

 

▶この記事の【後編】では、「テイカー」タイプの緑さんに対して、愛理さんが我慢ならないと感じる事態が勃発! セレブなママたちとのランチ会で起こったこととは?__▶▶▶▶▶

 

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