マルゴーにケチをつけられ撃沈。「ハイブランドマウント」を取り合う女たちの戦いが止まらない!

2024.06.09 LIFE

近年、オシャレな女性達のあいだでクワイエット・ラグジュアリーなブランドが人気です。クワイエット・ラグジュアリーとは、ハイブランドのように派手で目立つロゴ・デザインを使用せず、シックなデザインのアイテムが多いのが特徴。ここ最近だと、ザ・ロウ(THE ROW)のマルゴーやパークトートが人気です。ザ・ロウは価格帯が高めで、マルゴーでも50~60万かかる可能性が高いです。

ただし、ロゴが目立たないことから高価なバッグと認識されないケースも……。本記事では、やっとの思いで購入したマルゴーにケチをつけられ、腹を立てた女性のエピソードを紹介します。

 

 

自分へのご褒美に、エルメスなどのハイブランドバッグを探すように

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東京都に住む紗枝さん(仮名・40歳/会社員)は、夫(41歳/会社員)、長男10歳、長女8歳の4人家族です。共働きとして長く働いてきた紗枝さんは、これまで頑張ってきた自分へのご褒美に、少しいいバッグが欲しいと考えていました。ハイブランドのバッグが決して買えなかった訳ではないのですが、それまでは仕事と育児に追われ、お店を回る余裕もなかったそうです。

紗枝さんは仕事で昇格したことや、子どもの手が少し離れたことから、自分へのご褒美にと少し高額なバッグを購入しようと考えたとのこと。最初に考えたのは、エルメスのバーキンでした。ただ、現在エルメスは顧客じゃないと買えない状況なのと、昔と値段が大きく変わっていてかなり高額だったことから、候補から外すとこに。まさか今、バーキンが25cmで150万円以上すると知り、紗枝さんは価格高騰ぶりに驚いたそうです。CHANELやゴヤールも検討したものの、ややロゴが目立つので他のモノで探すことにしました。

そんな時、ファッション雑誌でこぞって紹介されているザ・ロウのマルゴーというバッグにひとめぼれしたそうです。

 

 

上品なマルゴーが欲しくなり、探すことを決意

マルゴーはロゴもなく、革の上質さで勝負している部分や、書類もたっぷり入るので会社やママ友との交流にも使えそうなところが気に入ったそうです。ただ、このマルゴーもエルメスと同様、お店にいってもなかなか買えない状況のようでした。

何度かお店に足を運んでも、かろうじてあるのがパークトートでした。パークトートは口が開くタイプで、肩からかけられるショルダーバッグです。パークトートもかなり人気で、基本的に店頭に並んでいることはなかったそうです。いつも店頭に並んでいたのは、コンパクトサイズのハンドバッグSOFIAというバッグのみ。

そちらも十分美しいバッグではあったのですが、紗枝さんは雑誌でみたマルゴーのクールな雰囲気が忘れられず、諦めずに通い続けたそうです。しかし店員さんからは「バッグ自体、入ってくることが珍しい」とのこと。何度か諦めそうになったものの、ある日ついにマルゴーと出会い、紗枝さんは即座に購入。

 

 

やっと出会えた、奇跡のマルゴーに感動

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やっと出会えたマルゴーとの対面は嬉しすぎて、何度も写真撮影をしては眺めたそうです。実際に革を触ると柔らかくて、口もがばっと開くので使い勝手も良さそうです。紗枝さんが購入したのはショルダー付なので、肩にかけられるのも魅力を感じました。

ある日、紗枝さんは長男の関係で出会ったママ友達と、ランチをすることに。ママ友の間ではエルメスが人気で、ピコタンを所有しているママさんが多いようです。紗枝さんはそれまでハイブランドアイテムを所持していなかったので、ずっとママ達を羨ましいと思っていたとか。これでやっと、肩を並べられる気がしたそうです。まさか、かえって嫌な思いをする羽目になるとは……。

 

紗枝さんがランチに顔を出すと、ママの一人が食い入るようにバッグを見つめます。マルゴーは雑誌で数多く紹介されているので、おそらく知っているのでしょう。他のママは「あっ、マルゴーだ。購入したの?」と、嬉しそうな表情で迎えてくれました。紗枝さんは「何度も通って、やっと出会えた。まるで、エルメスみたい」と一言。すると、さっきまでバッグをジロジロと見ていたママが、とんでもないことを言い放ったのです。

「エルメスみたいって、エルメスに〇〇さん(紗枝さんの苗字)は通ったことあるの?」

その一言に、ママ達の表情が一気に凍り付きます。

 

 

ママ友からの嫌味に、その場がシーン

紗枝さんは「エルメスに入ったことはないけど、みんなが購入するのが大変って言うから、同じ感じだと思って」と、慌てて言い返しました。

すると、そのママはブスッとした表情に。「エルメスはメンテナンスが徹底しているけど、ザ・ロウはメンテナンスサポートが十分ではないと聞いたことがあるし、それに歴史も浅いから……」と、嫌味を言ってきたのです。

紗枝さんは慌てて「そうだよね」と同意し、どうにか不穏な空気をおさめました。しかし後日、紗枝さんはとんでもない光景を目撃したのです。

 

それは、ある日のことでした。ふとママ友からエルメスのあれこれを聞かされ、気になって大手質屋へ顔を出したそうです。理由は、エルメスのお店には足を運ぶのが億劫だけど、質屋なら手軽に商品を物色できるからとのこと。すると、そこで例の嫌味を言ってきたママの姿が……。

 

▶つづきの【後編】では、偶然に見てしまった、例の嫌味を言ってきたママが質屋にいる姿! 紗枝さんも来店していることに気づかれてしまうのか? 例のママの質屋での目的は?__▶▶▶▶▶

 

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