「よりによってどうして?」手塩にかけて大事に育ててきた娘が、ひと回り以上も年上の男性を連れてきた。絶句する母親の本音とは
子どもの結婚は嬉しいものですが、親からすれば心配もつきものですよね。とくに将来に不安がありそうな男性と、自分の娘が結婚するとなると、手放しで喜んでばかりはいられないようです。
本記事では、娘の結婚相手を受け入れられず、モヤモヤしている女性のエピソードを紹介します。
手塩にかけて育てた娘が、どこの馬の骨ともわからない男性を連れてきた
兵庫県在住の清子さん(仮名・仮名・65歳/専業主婦)は、夫(66歳/会社員)、娘(30歳/教師)、息子(25歳/会社員)の4人家族。息子は家を出て、東京で1人暮らしをしているそうです。
清子さんは教育熱心で、昔から娘と息子には「勉強しなさい」と口うるさく言ってきたのだとか。その甲斐あってか、娘は有名私大へ合格。今では、大学付属高校で教員をしているそうです。清子さんにとっては、自慢の娘でした。息子も東京にある大手企業に勤務。ところが、清子さんが抱いていた自慢の娘像は、あることをきっかけに音を立てて崩れていったのです。
ある日、娘は「交際している人がいて、結婚を考えている」と打ち明けたとのこと。どんな人か尋ねると、なんとその男性は45歳でバツイチ子持ち。前妻に養育費を払い続けているそうです。その男性は娘が勤務する高校の付属大学の講師をしているらしく、頭が良くて尊敬できる面があるのだとか。
その話を聞いた途端、清子さんは頭が真っ白に。男性は有名大学卒で、決してスペックが悪い訳ではありません。ただ、高学歴の割には年収が5~600万円程度だったこともあり、その上で「養育費を払っている」という点が、どうも清子さんは引っ掛かったそう。
娘の相手が受け入れられず、結婚を反対するように
清子さんは思わず、娘に向かって「もっと収入が良くて、離婚歴のない人のほうがいいんじゃないの」とチクリ。離婚歴があると、前妻との子どもが進学した時にもまとまったお金を出すことになるでしょう。
相手は本当に結婚する気があるのだろうか。離婚して養育費を払っているなら、さらに再婚相手となる女性も養っていける自信はあるのだろうか。付き合ってはいるものの結婚なんて考えていないのではないか……。次々と相手の男性への疑念が浮かび、清子さんは心配でたまらなくなったです。
そこで、「その人は結婚する気が本当にあるのかしら? 過去に離婚しているなら次は失敗したくないだろうし。再婚する時はじっくり考えるはず。そうなると時間ばかりが過ぎて、あなたが嫁に行き遅れる可能性だってあるのよ。それでもいいの?」ときつい口調で伝えました。それもすべて、娘を心配するあまり出た言葉でした。
すると、娘は顔を真っ赤にして怒りをあらわにしたとか。
「お母さんは、何もわかっていない。彼は教養もあるし、優しい人なのに」
そういわれても、清子さんからすれば知らない男性ですし、相手の人柄よりも「生活をしていけるのか?」ということのほうが気になって仕方ありません。それに本当に優しい人なら、結婚適齢期の娘に養育費を払っている状態で、声をかけるのでしょうか。
清子さんの思いも虚しく、娘はしばらく清子さんと口を聞こうとしませんでした。清子さんは娘が心配になって、自分の兄弟へ「なにかいい縁談がないか」と声をかけ始めました。
▶つづきの【後編】では、娘の将来を心配するばかりの暴走ぎみの清子さん。娘の結婚はどうなってしまうのか、についてお伝えします。__▶▶▶▶▶
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