「なぜタワマンは1億円なのか?」住まいを純粋に「お金の視点」からドライに見るとすべてがわかる

2024.06.18 LIFE

選択の自由とは、経済的自立があってはじめて生まれる。どうか自立を保って

だけど不動産の取引コストは高いから簡単に引越ししたり人に貸すわけにもいかない。これから2人はいろんなモノを買って生きていくわけだけど、すべて優位になるたった1つの正解の選択というものは実はほぼ存在しません。というのもおいしいものや優れたサービスは価格で調整されちゃってるから。なので、その時自分がリスクを勘案して払える金額を考えてお金を使うのがいいかな、と思います。

 

そうだ、経済的自立なしには選択の自由がない場合が多いというのも覚えておいて。つまり、自分で自分を食べさせる手段を得ること、それを手放さず維持すること。専業主婦を選択する場合は経済的自立を手放すことになるので、それがリスクになり得ます。

 

井形さんは28歳で自分で出版社を立ち上げ、大好きなイギリスの雑誌を出し続けた人です。このように、自分の好きなことやりたいことと、得意で収入につながることが一致すると、経済的自立がさらに楽しいものになるかもしれません。この本をお手本として読んでみるのもいいかもね。

 

2人は「マッチングアプリ」知ってる? アキは使ってるかもしれないね。ニュースを見ているといろいろ事件が起きてるから危なっかしく見えるけど、コンプラとかポリコレが幅を利かせる現在ではなかなか合理的な出会いの手段だと思うから、リスクを回避しながら使ってみるのもいいと思うよ。ただし、どんな富豪とマッチングしても、経済的自立は保ったほうがいいなと僕は思います。

 

チチより

 

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最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理』 井形慶子・著 1,870円(10%税込)/集英社

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