プロ直伝!髪を短時間で乾かす「お風呂のあがり方」2つのコツ
突然ですが、みなさんは髪を乾かすのにどれくらいの時間をかけていますか?
私はミディアムヘアで、毛量が多いため10分~15分はかかります。
夏は暑く、乾かしているそばから汗で根元がまた濡れるといういたちごっこ(笑)。冬も体が冷えてしまうんですよね。近所の大型スパ施設にたまに行くのですが、人一倍時間がかかっているのではないかとドライヤー待ちの人のことを考えて焦ってしまいます。
ということで、今回は髪を早く乾かすためのコツを美容室・ZACCで教わってきました。
タオルドライの前段階が重要だった!
お肌と同じように髪も素早いケアが大切です。髪が濡れたままだとキューティクルが開きっぱなしでダメージを受けてしまうからです。髪がパサつく、ツヤがないと感じるのはキューティクルがはがれてしまっているから。とにかく早く乾かすことを目指したいのですが、早く乾かそうとタオルでゴシゴシと水分をふき取るのはキューティクルが傷ついてしまうのでもちろんNGです。
ZACCの近藤さんによると、お風呂をあがるときのひと手間が大切とのこと。
「私も温泉施設に行くことがありますが、そこで驚くのは、みなさん髪がビチョビチョのままあがってくることです。タオルで拭く前に、しっかりと水気をなくすことが大切なんですよ」
確かに、水滴がポタポタ落ちそうなほどビチョビチョな人をよく見かけます。
私は髪を洗った直後と、お風呂を出る前に髪をまとめてぎゅっと絞っていますが、近藤さんによるとそれだけでは足りないそうです。
お風呂上がり(前)にしたいことは…
髪をまとめてギュッと水気を絞り出す
頭皮に手を入れ、根元をゆらして髪の毛をほぐす
トップはタッピングで髪をほぐす
さらに髪をまとめて絞れば、しっかりと水分がとれる
私は「髪をほぐす」というのが驚きでした。水がたまる場所をなくすことが大切なんですね。
タオルで6割乾かすことを目標にする
しっかりと髪の水分を落としたら、次にタオルで拭き取ります。
温泉施設で観察していると、勢いよくタオルでゴシゴシと拭いている人が多いように思います。
髪だけでなく、頭皮も傷めてしまうので「やさしく拭き取る」ことが基本。
頭皮と根元の水分を吸い取るように、やさしくタオルをあてましょう。指の腹を使い、シャンプーをするように指を動かすのがポイントです。
まずは毛先にたまった水分を吸い取ります
頭皮と根元の水分を吸い取る
さて、ここまできたらドライヤーへといきたいところですが、スキンケアも時間との勝負なので、いったんスキンケアにうつりたい人もいるはずです。
そんなときはタオルで髪を包み込んでおくのがいいのですが、うまく巻けない、ヘンなクセがついてしまうという人もいるのではないでしょうか。
髪が長い人なら、全部を包むのではなく耳下の部分だけタオルで包んでください。
これなら根元が浮いてしまうという心配もなく、たまりやすい毛先の水分をしっかりと吸い取ることができます。
乾きをより早くするならここでタオルを新しいものに変えるのがおすすめです。
簡単な巻き方は…
髪をまとめてタオルをあてる
タオルで包み込み1回ねじる
根元を軸にしてぐるぐると巻きつける
タオルの端を中にしまえば完成
スキンケアをする時間くらいならこのままでOK。長時間放置してしまうとクセが出てしまいますし、頭皮も蒸れてくるのでよくありません。髪表面の髪が乾いてほわっと浮いてきたら放置しすぎと思ってください。
アウトバストリートメントの出番はいつ?
タオルで6割ほど乾かしたらドライヤーの出番です。
さて、その前にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつける人もいると思いますが、ちょっと待って!
「ドライヤーで根元を乾かしてからつけるのがおすすめです。タオルで水分を拭き取っていますが、水分はまだまだ残っているので、つけたトリートメントが流れ落ちてしまうこともあります。また、髪が濡れていると適量よりも多くつけがちなんですよね。根元を乾かしてから毛先に湿り気が残るときにつけると成分が浸透しやすくなります」
つけるタイミングについてはサロンによって異なりますが、ポイントはしっかりと水分をふき取ったあとにつけることですね。
タオルドライがしっかりできたらいよいよドライヤーへ。
ドライヤーでの乾かし方は次回ご紹介します。
教えてくれたのは
ZACC 近藤未来さん
東京・青山にある老舗サロンZACCでアシスタントを務める。
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