「放蕩」の読み方、わかるかな?いきすぎると大変な状況に陥ることも⁉【漢字クイズ】
「ホウトウ」です。
【漢字解説】
ほしいままにふるまうこと。特に、酒色にふけって品行が修まらないこと。放埓(ほうらつ)。道楽。「-して家を潰す」「-息子」
広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
人間は弱い生きものですので、自分を律して生きるのは容易ではありません。しかし、酒や色にふけってだらしない生活を送り続けていると、財産を使い果たして家を潰すことさえもありえます。
一度堕落すると這い上がるのはむずかしいため息抜きをほどほどにしつつも、自身をきちんとコントロールしなければなりません。
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「放蕩息子のたとえ話」とは?
放蕩息子のたとえ話は新約聖書の「ルカによる福音書」に収録されています。
父から生前贈与された財産を持って旅に出た男が財産を使い果たし、困窮した旅を経て、家に帰還するストーリーです。父は帰ってきた息子を責めず、あたたかく迎え入れます。父は息子が帰ってきたことがなによりもうれしくて、その喜びは怒りや心配を吹き飛ばすほど大きなものでした。
父親の我が子に対する”無償の愛”や”罪と許し”を教え説く話として、キリスト教徒はもちろん、多くの人が教訓としています。
「蕩」を含む熟語をチェック!
本記事の最後に、「蕩」を含む熟語を確認していきましょう。
・蕩産(とうさん)
財産を使い果たすこと。破産。
・蕩児(とうじ)
放蕩な子。蕩子。
・蕩心(とうしん)
①心をとろかすこと
②だらしなくしまりのない心
・蕩然(とうぜん)
①広大なさま
②あとかたのないさま
・蕩揺(とうよう)
揺(ゆ)れ動くこと、揺(ゆ)り動かすこと。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
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