「よりによってどうして?」手塩にかけて大事に育ててきた娘が、ひと回り以上も年上の男性を連れてきた。絶句する母親の本音とは
娘の縁談を反対したことで、親子の関係に亀裂が
娘は今、職場恋愛の真っただ中。その人しか見えていない状態です。もし、その男性よりもっといい男性と出会えば、気持ちも変わるのではないだろうか。だからこそ、ここでいい人を紹介すれば、もしかしたら娘の気も変わるのではないかと、清子さんは考えたようです。
しばらくして、清子さんの姉から「知人の息子なら紹介できるけど」と連絡がありました。姉から写真を見せてもらうと、その男性はずんぐり体系に黒ぶち眼鏡。肌はやや荒れており、決して見た目がいい訳ではありません。
でも、収入も悪くないようだし、初婚と聞いたので「今交際している彼より、悪くないだろう」と、清子さんは思ったそうです。
そこですぐさま、娘に「いい縁談がある」ともちかけました。すると、娘は清子さんに物凄い剣幕で起こり続けたそうです。「せっかく好きな人と出会い、交際しているというのに。どうして、お母さんが探してきたよく知らない人と結婚しなければならないのか」そう言って、その場で泣き崩れたのだとか。
そんな娘に対し、清子さんは「あなたはまだ若いから。その時の感情だけで、相手を決めると失敗するわよ」と言いました。結婚を考えるなら、もっと将来がイメージできる人の方が、ずっといいはず。清子さんからすればそう思うのですが、娘は自分の気持ちを尊重したいのでしょう。
結局、何を言っても娘に聞いてもらえず、無視され続ける日々。ご飯を作れば口にするものの、すぐに2階の自分の部屋へ閉じこもってしまいます。
娘の育て方を間違っていたのかと、後悔する日々が続く
娘と意思疎通がはかれない日々が続き、清子さんは頭を抱える日々を送ります。そんな時、ふと今までのことを振り返ったそう。
これまで、清子さんは子ども達に激しく「勉強しなさい」と伝え続けてきました。テストの点が悪ければ、「もっとできたのでは」と責めたことも。もしかしたら、今まで「勉強しなさい」と言い続けて、娘はその想いに真面目に答え続けてきたのかもしれません。その反動が今頃になって反抗期として訪れているのかもしれない、と清子さんは感じたのだとか。
その後、娘はその男性と大きな喧嘩をして別れたそうです。しかし、今では「お母さんが反対したから、関係が上手くいかなくなった」と、娘から逆恨みされているとのこと。その経験から、今後は娘がどんな人を連れてきても、もう反対するのはやめようと感じたとか。
また、厳しく育て過ぎたことに後悔も覚えているそうです。子どものことが心配だからとはいえ、何でも口を出せばいい訳ではありません。今回は娘の交際相手に反対した清子さんですが、はたしてその行動も本当に娘のためになっているのでしょうか。娘のためではなく、親のエゴ(自分が心配したくないから、安心できる人と結婚して欲しい)をぶつけているだけではないでしょうか。
子どものためを思うなら、そっと見守ってあげることも、その子のためになるのかもしれませんね。
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