東大生たちが学費値上げに反対していた本当の理由とは?  現役生が学内からみて思うコト

お金のない東大の努力

昨年、東大から電気代を節約してほしいと学生に対してメールがありました。そのメールが届いただけで、実際に節電のために何かやっている姿は確認できなかったので、切羽詰まっている印象はありませんでした。

ぼくは東大が好きなので、困っているのなら協力したい。

例えば、広い教室を学生が一人で使うことのないよう、空き教室とその使用率を把握して集約することで冷暖房の費用を節約するのはどうでしょうか。

学生が協力して経費を節約できることがあれば積極的に連絡してほしい。そういった努力や工夫が見えれば「お金がない。学費を上げる」と知らされても、「ずっとお金がなさそうだったから、仕方ないよね」となるかもしれない。

 

 

7月3日の報道で

学生たちの粘り強い活動により、授業料の値上げの発表が見送りとなったことが7月3日に報道されました。

やむを得ないのなら値上げにも納得します。しかし、その決定プロセスにおいて、学生の意見を聞かず、無視し、蔑ろにすれば不満は募ります。学費を20%上げるなら、総長たち幹部の年収も20%下げて、同じ苦しみを感じてほしい。テレビ東京の「WBS」で「東大総長の給与が20%下がることが検討されています」と知らされたら嫌でしょう。

今回の事件を契機に、学生を尊重し、軽視することなく学校運営を行ってほしいと強く願います。

 

 

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