「学校や会社に行きたくない」もしかして腸内環境が原因かも?今すぐ控えたほうがいい「意外な」食品とは【腸内細菌研究の第一人者・内藤裕二先生】前編
腸内環境の悪化で、「学校へ行きたくない」「会社へ行けない」など支障が出ることが大問題
「『腸内環境が悪くなると何かいけないの?』って思うかもしれません。
腸活と言うと、僕らのように医学部に所属していたり医者をしていると病気のことばっかり考えがちですし、認知症なんかは随分先のこと。ただ、現実として今の日本人の腸内環境は悪化しているんです。
その結果、身近な話で言えば、お腹の調子が悪くて 学校に行けない子供さんたちも増えてるし、 仕事に支障が出ている若い人たちも増えています。
裏を返せば、学校や仕事でストレスを感じやすくなっているということ。人間の体って不思議なんですけど、 やっぱり臓器と臓器は繋がってるから、脳だけ スッキリ調子がいいなんてことはなくて、腸が調子悪けりゃメンタルも調子悪いし、メンタルが良くなればお腹もよい調子になるっていうことは研究でわかっているんです。試験の時に、緊張でお腹の調子が悪くなる方がいますよね。そういうことです」
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【取材ご協力】
内藤裕二先生
京都府立医科大学大学院教授(生体免疫栄養学)。1983年京都府立医科大学卒業、2001年米国ルイジアナ州立大学医学部客員教授、09年京都府立医科大学(消化器内科学)准教授などを経て21年から現職。日本酸化ストレス学会理事長、日本消化器免疫学会理事、日本抗加齢医学会理事、2025大阪・関西万博大阪パピリオンアドバイザー。専門は消化器病学、消化器内視鏡学、抗加齢学、腸内細菌叢。著書に「消化管(おなか)は泣いています」「人生を変える賢い腸のつくり方」など多数。京都府立医科大学における京丹後コホート研究の腸内細菌叢研究を担当。
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