独身の女友達に、夫がまさかのカミングアウト。「この結婚の真実」に気づいてしまった、結婚10年目の絶望と殺意
友人に馬鹿にされた気がして、悲しくなった
恵さんは明美から笑われた途端、まるで自分がバカにされたような気がして、悲しくなったそうです。パートナーから「妥協して選んだ」と女友達の前で告白されるだなんて……。こんな屈辱、他にありませんよね?
そもそも恵さんから見ても、夫だって好みの見た目の男性ではありません。ですから、恵さんにとっても夫は100%理想の相手とは言えないのです。むしろ、理想の人と結婚できる人なんて滅多にいないだろうとすら、恵さんは思っています。
夫から猛烈なアプローチを受けて結婚に至った恵さん。いままで、ずっと自分のことを愛してくれたからこそ、結婚相手として選んでくれたのだと思っていました。でも、まさか妥協して選ばれていただなんて。
あげくの果てに、夫は「本当は明美ちゃんがよかった。でも、僕には勿体ないと思った」と言い出す始末。この発言には、恵さんもすっかり呆れたそうです。
夫の衝撃告白に、開いた口が塞がらない
それがいくら事実だったとしても、そんな話をはっきりと人前で話すことに対し、恵さんは凄く腹がたったそうです。その後、恵さんは家に帰るなり、夫に「どうしてあんなことを言うの? 私が恥をかいたじゃない」と抗議したそうです。
しかし夫は「あの様子だと2人の関係がなかなか進みそうにないから。ちょっと嘘をついただけ。明美には理想ばかり追いかけていないで、結婚して欲しいと思ったから。妥協も大事だと伝えただけ。あれは本音ではないから心配しないで」と、ヘラヘラした顔で言い始めたそうです。
恵さんからすれば、「あんなことを言ってすまなかった。君のことはちゃんと愛しているから」と。ただ一言いってほしかっただけなのに。本当に明美を説得させるための嘘だったとしても、平気な顔で人前で嘘をつく夫を、もう信用できないと感じたそうです。
信用できない夫のことは「同居人」と割り切ることに
結局、明美は紹介した男性とは連絡すらとろうとせず、「また、いい人がいたら紹介して」と言い始める始末。しかし、人のために動いてまた傷つくようなことがあると、それも辛いですよね。あの出来事から、二度と誰かに人を紹介するのはやめようと、恵さんは心に誓ったそうです。
この経験から、明美さんは夫にあまり期待しすぎないようにすることにしました。夫は大手企業に勤めているし、収入も安定している。一緒にいれば、お金で苦労することはないだろう。そう受け止めて、今は「同居人」と割り切って過ごしているといいます。ただ、もう夫のことを信用するのは難しいとも感じているのだとか。
どんなに仲がいい夫婦でも、うっかり発言がきっかけで溝が出来てしまうことも。円満な夫婦関係を長く築くためにも、恵さんの夫が発したような「相手が傷つくような発言」は、極力控えた方がいいと言えるでしょう。
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