「これ本当に私が作ったの?」鳥羽周作シェフレシピ「トマトカルボナーラ」が驚きの塊だった
毎日毎日、くったくたになって帰宅する働く40代50代女性。いま必見の1冊が登場です。
「どのレシピを作っても全部驚く、おいしすぎて簡単すぎるから」。コロナ禍のステイホーム時期に惜しげもなく自らの秘伝レシピを公開し、一気に「プロのレシピ公開」ブームを作り上げたシェフ・鳥羽周作さん。予約が取れなさ過ぎて名高い代々木上原の「sio」のほか、青山の「Hotel’s」、丸の内・天神の「o/sio」など全国に鳥羽ワールドが広がっています。そんな鳥羽さんの最新刊が『おかえり!パスタ』(1600円+税/CCCメディアハウス)。55ものレシピを収録したこの本に込めた思いを伺いました。
史上最強のパスタレシピ本、できました!「なぜ最強なのか」と言いますと
パスタはもともと、「プロと同じレシピを作りやすい」という入口の低さ、調理する頻度で高い人気がありますが、本書はカルディあたりのストアで材料が揃うように設計されているのも魅力。
「youtubeでも簡単で美味しいということを大事にしています。この書籍では、プロのレシピを家で作れる背伸び感、再現性の高さ、入手できる材料と家にある調理道具でできる手軽さ、この3点を兼ね備えながらも、おいしいさの担保を極めて高く保った点は自負しています。撮影の際もスタッフみんなが『おいしい』と太鼓判でしたよ」
コロナ禍にプロのレシピ公開の端緒を切った鳥羽シェフならではの、手に入る材料で簡単に、間違いなく作れるレシピの総集編。
「でもね、55品もローテーションに入ることはありませんから、この本のレシピの中で3つ、いつも開くものが生まれればいいなと思っています。カルボナーラかも、ボンゴレかも、めんつゆかもしれない。自分のお気に入りが3つあれば、それは優秀なレシピ本だと思います。また、普段は作らないけれどお客さんがきたら作りたいレシピなど、何かしら見つかる、自信の1冊です」
トマトカルボナーラ/家で作るなら、普通のカルボよりこっちかも!?ってくらい”トバい”パスタ!
「いつものカルボナーラにケチャップを加えるだけで、変化が生まれます。ケチャップは最初に、パスタのゆで汁の中にコンソメと一緒に入れておくことで、味がパスタに浸透し、また失敗しにくくなります。粉チーズとタバスコをたっぷりかければ、やみつきの一品に」
■材料(1人前)
パスタ(フェデリーニ1.4mm)100g
コンソメ(顆粒)5g
水 350g
ケチャップ 40g
卵液
粉チーズ 15g
生クリーム 15g
卵黄 1個分
水 30g
黒コショウ 適宜
仕上げ
粉チーズ 適量
黒コショウ 適量
タバスコ 適量
■作り方
1 フライパンにコンソメと水、ケチャップを入れ、ひと煮立ちさせる。
POINT/トマトの風味はケチャップで。ゆで汁に味をつけておけば失敗知らず。
2 沸かす間に卵液の材料を混ぜ合わせる。粉チーズに生クリームを入れ、卵黄、水、黒コショウを加える。しっかりコシを切るように混ぜ合わせる。フライパン内が沸騰したらパスタを入れ、沸騰した状態を保ちながら5分間ゆでる。
POINT/卵液は水から入れるのが、カルボナーラのレシピすべてに共通するコツ!
3 ゆで上がったら火を止めて卵液を加え、ゴムベラに持ち替えて全体を混ぜて卵液をなじませる。ソースがゆるければ弱火にかけ、再度ゴムベラで混ぜる。ここで加熱しすぎると卵が固まってしまうため、あくまでもごく弱火で短時間の加熱とする。
4 ソースに濃度がつき、全体がよく合わさったら器に盛りつけ、仕上げに粉チーズ、黒コショウをかけて完成! タバスコをかけて味わう。
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