DAIGOロスから「一緒に老後を過ごせる相手がほしい」、漫画家・影木栄貴さんが語る「50歳結婚のススメ」(中編)【インタビュー】

2024.08.26 LOVE

年齢を言うのが恥ずかしいのは生理の話を恥ずかしがるのと同じ

 

――影木さんは40代後半から婚活を始めたわけですが、自分の年齢をマイナスポイントととらえることはありましたか?

 

全然! よく女性に年齢を聞くのは失礼とか言うじゃないですか。私にはそれが一切わからなくて。自分からも、興味がある人には男女問わず「おいくつですか?」って聞いてしまうくらいなので。

 

私からすると「生理の話は恥ずかしい」とか、そういうのと同じラインで年齢の話を恥ずかしいと思い込んでいるのではないかと思っています。それこそ思い込みなんじゃないかと。

 

私は今52歳ですが、「この年齢までこんなに一生懸命働いてきました! 一生懸命働いているうちにこんな年齢になってしまいました」という気持ちです。逆にこの年齢までバリバリ仕事を続けてこられているのは、かっこよくないですか!? 私はそう思っているので、年齢が恥ずかしいという考え方がよくわからないんです。

 

――そう思えるマインドはぜひ見習いたいです。

 

自分自身が年齢をまったく気にしないから、婚活中は年下にもガンガンアタックしていましたね(笑)。10歳下の男性にも「私があなたの生涯のパートナーになる可能性はありますか?」と聞いて、「あなたのことは嫌いではないのですが、やっぱり子どもがほしいので、すみません」と言われたたり(笑)

 

そりゃそうですよね、若い人は子どももほしいし。そうやって何度も体当たりと失敗を繰り返して、今のスタンスに落ち着きました。

 

50歳になったら本当におもしろい

 

――現在52歳になった影木さんですが、毎日は充実していますか?

 

私、みんなに言っているんですが、50歳になったら本当におもしろいですよ。まず年齢を言うだけでみんな驚きます。その反応が楽しくて、逆に自分から言いまわりたいくらい。

 

実際今どきの50代はとっても若いですよね。イメージしている50歳と実際の50歳は全然違う。みなさんも年齢に臆することなく、50代をどんどん楽しんでほしいと思います。

 

>>【後編】「50歳を過ぎると人生がちょっと楽になる【インタビュー】

 

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親の言うことは絶対じゃないって気づいたのは28歳。婚前交渉をダメだと思っている腐女子が40代になり、婚活・結婚するまでの道のり。自分では動き出せないあなたの背中を、少しだけでも押してくれる、そんなエッセイです。

『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』(KADOKAWA刊)

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■影木栄貴(えいき・えいき)

漫画家。1996年『運命にKISS』(新書館)でデビュー。以後、少女漫画、BL漫画、百合漫画、エッセイ漫画などで活躍中。現在は原作・原案を多く手掛ける。代表作『LOVE STAGE!!』(KADOKAWA)はアニメ化、映画化、タイではドラマ化もされた。母方の祖父は第74代内閣総理大臣の故竹下登、弟にBREAKERZのボーカル・DAIGO、義妹は北川景子。

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