「荼」の読み方、わかる?「茶」と間違えないでね。昔の中国で使われていた文字らしい【漢字クイズ】
「にがな」です。
ーーー
▶▶▶他の問題にもチャレンジ!!! 答えは>>こちら
ーーー
【漢字解説】
「荼」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
[字義]
①にがな。のげし。けしあざみ。山野・路傍に自生するキク科の多年草。花は春・夏ころに咲き、黄色で菊に似ている。
②おぎ(荻)の穂。
③つばな。ちがやの穂。
④あれくさ。雑草。
⑤くるしみ。また、害悪。
⑥しきもの。
⑦ゆるやか。
⑧茶。特に新茶をいう。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「荼」と「茶」の違い
唐の時代に書かれた『茶経』によると、茶を飲みはじめたのは神農氏という帝王です。百草を嘗(な)めて、毒か薬かを調べ、一日に70もの毒にあたったと伝わっています。この解毒に荼という植物が用いられたそうです。ただし、荼は現代でいう茶と同じものなのかは定かではありません。
また、中国において「茶」という漢字は8~9世紀まではなく、それまでは「荼」が代用されていました。荼とはニガナを指し、漢代以後に四川から長江流域、江南へと飲茶の習慣が広がるにつれ、この字に「ジャ(チャ)」の発音が与えられ使われていました。
音読みでは、「荼毘(だび)にふす」「曼荼羅(まんだら)」の「荼(だ)」の漢字でもあります。こちらはどことなく、見覚えがあるのではないでしょうか。
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)
◆漢検受検級の目安チェック | 日本漢字能力検定 (kanken.or.jp)
1 2
スポンサーリンク