パワハラによるうつ病で再びレスに。1年ぶりの夫とのセックスは有休を取ってラブホテルへ【後編】
新しい男性が出現。アオイさんの未来は?
「実は、本業に関わる新規事業関係で知り合った男性のうち、2人ほど気になっているんです。1人は50代前半、もう1人は私と同世代。2人ともバツイチなのですが、彼らのやさしさやこまやかな気遣いに、心を動かされることが増えていきました。ただ、彼らとは単なる"仕事仲間"。これって危ない関係になるかもしれない……そう思えば思うほど、夜に外出し、お酒でお付き合いをすることが増えるたびに、心が揺れてしまいます。止められない自分がいるんです。
それでも夫とのレスがなんとか3週間に抑えられているのは、新しいことに挑戦し始めたからかもしれません。最近では気になっていたダンスも始めたんです。そしたら夫から『最近腰のラインがきれいになったね』と言われ、誘われることが増えました。そこで気付きました。レスの期間が長くても短くても、とにかく自分をほめてあげることが大事なんだ、と。
今までの私は、仕事でも、夫との関係でも、『申し訳ないな』という気持ちばかりが強かったんです。そうではなくて、新しいことにチャレンジしてみて、できることを積み上げていくべきなんです。ダンスだけでなく、今日はテーブルをすみまで磨くことができた、今日はシンクのそうじができたなど、小さいことでもいい。一番近い他人である夫が、その変化を見て『魅力的だな』と思うようになるんですよ。内心、他の男性との疑似恋愛も見えないようにしつつ、レスを解消していければいい……かもしれません。
夫との関係を大事にしながらも、別の男性たちとの時間もまた特別なものになりつつあります。彼らとの関係がどうなるのかはわからないけれど、心のどこかで彼らと身体を合わせる未来を期待している自分がいるのも事実です。少なくとも今は、自分を見つめ直して、少しずつ前に進んでいきたいと思っています」
夫婦としての関係を取り戻しつつ、新たな関係にも揺れ動くアオイさん。未来がどこに続くのか、それはまだ誰にも分かりません。でも、前を向いて進むことができるようになった彼女には、きっと光の道が続いているように感じました。
◀◀前編はこちら◀◀セックスレス中の夫から「セルフプレジャー」を提案されて…それでも満たされず年下の彼と
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<取材・文/綾部まと>