
「いつまで治療を続ける?」根治はしない「円形脱毛症」。病院では聞けない「患者の悩み」を専門医に聞いた【医師監修】
腕毛レベルの「産毛」が生えてきた!けれど、白髪⁉
おもに後頭部、側頭部、襟足に7か所の脱毛斑ができた「多発型円形脱毛症」。ステロイド局所注射を月に1回、紫外線療法を週に1回、ステロイド外用薬を毎日。この治療を続けていくうちに、脱毛斑のひとつに産毛が生えてきました。生えてきたことはもちろん歓喜! ですが、「髪の毛」というにはあまりにも頼りなく、やわらかくて細く短い毛。これが「髪の毛」になるのか、すぐに抜けてしまうのではないか不安でした。
▶▶【閲覧注意】40代、「多発型円形脱毛症」のリアル写真 はこちら
【東京医科大学病院皮膚科 入澤亮吉先生Q&A】
Q:治療を続けてきて、脱毛斑に柔らかい産毛のようなものが生えてきました。この産毛がそのまま伸びて太い髪の毛になるのしょうか? それとも1度抜けてまた生えるんでしょうか?
A:その産毛がそのまま太くなっていきますね。「産毛のままぜんぜん伸びません」と言う方もいますが、伸びていないわけじゃないんですよ。ある程度の長さになるとまた抜けてしまい、抜けたり生えたりを繰り返す患者さんもいます。
Q:生えてくる髪質は以前のものと変わりますか? また、年齢関係なく、脱毛班から生えてくる毛は白髪が多いと聞きます。白髪率は高いのでしょうか? 白髪になる理由は?
A:産毛がちゃんと伸びていくと、始めは細くてやわらかいので、ウェーブがかかったまとまりにくい毛になります。さらに伸びていくと、元通りの髪になります。ただ、ある程度の長さになるとまた抜けてしまうという人も一定数以上います。白髪率はそんなに高いものではないですが、少なくはないですね。一部に白髪が生えてくる人がいる、というぐらいですね。
円形脱毛症は、免疫細胞が毛包を攻撃して抜けるだけでなく、メラニン色素を作るメラノサイトに対して自己免疫反応が働いて攻撃することで脱毛することがあります。メラニン細胞が回復していないと攻撃から免れますが、白髪として生えてきます。メラノサイトの働きが活発になり、メラニン色素が作られるようになれば黒い髪に戻ります。
>>髪が抜けるサイン・予兆ってあるの?
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 夏の通勤に万能なネイビーパンツ。選ぶポイントは、着心地・ラクラクお手入れ・体形カバー!【40代の毎日コーデ】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 技アリ白Tでさりげなくお腹をカムフラージュ。Tシャツインの着こなしに抵抗がある人、必見です【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】