それ、ツヤ肌じゃなくて「テカテカ脂肌」!やりがちメイクの落とし穴って?

秋冬は外気が乾燥しているので、ベースメイクでは他の季節よりも“ツヤ感”を意識していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

40代は、若い頃よりも“うるおい”が不足しがちな肌に頭を抱える女性が増えるだけに、お出かけ仕様のお肌には特に「やっぱり少しツヤが欲しい!」のも女心です。

「時短メイクでも、ツヤを出す手間は惜しみません!」な40代女性のみなさま、こんにちは。時短美容家の並木まきです。

ところで、肌にツヤ感があるほうが、みずみずしい質感になるものの、ツヤのつもりで加えた手間がテカテカ肌を生んでいたら、とてもショック。

今回は、ツヤを出すつもりでテカテカ肌を生みやすい時短メイクの3大盲点をお話します。

■知らなかったテクがある!「時短美容のコツ」まとめは こちら

 

NG1:美容オイルを用いたツヤ肌テクでオイルの量が多い

ツヤ肌を時短でつくり上げるには、美容オイルを使ったテクニックが便利。

私も、オイル美容信者のひとりですので、この連載初期の記事「5秒で済むのにオトナ肌。オイル美容のススメ【40代の時短美容】」でも、ベースメイクの前に1滴のオイルを忍ばせる美容術をお話させていただいています。

しかし、オイルの量が多すぎると、ツヤ肌を通り越してテカテカ肌に見えやすいのは「言わずもがな」!

メイクを仕上げた直後にはグラマラスなツヤ肌に仕上がっていたとしても、時間が経つにつれて自分の皮脂が分泌され、油分過多になることもあるので、時短メイクではここが最大の盲点に。

メイク直後は「もう少しツヤがあったほうが、いいかも?」と思うくらいでとどめておくほうが安心です。

オイルの適量はお肌の状態にもよるものの、1滴、多くても2滴もあれば、ベースメイクではファンデーションの油分も加わるので、十分です。

 

NG2:ベタつきを避けて保湿も時短でメイクを開始してしまう

 

「適度な保湿でベースメイクに取りかかれば、仕上がりはほんのりツヤ肌になってる!」と、保湿によるベタつきを避け、保湿不十分なままベースメイクを始めてしまうメイク手順も、40代肌がテカる原因になりがちです。

仕上がりはキレイに見えても、時間の経過とともにお肌が自らうるおいを保持しようとして、油分を過剰に分泌することがあり、結果としてツヤ肌ではなくテカリ肌を呼ぶケースがあるのです。

確かに、保湿重視のスキンケア直後の肌はすぐにメイクを開始できないくらいのベタつきを感じることもあるのですが、「1日中キレイ」をキープするには、保湿は時短すべきではないポイントでもあります。

40代のお肌は、若い頃よりも水分や油分のバランスが不安定になっているケースも少なくないので、スキンケアの基本である“保湿”は短縮しないほうが安心。

 

NG3:仕上げにパウダーを使っていない

 

「私のメイクは、全部が時短だから」と、ベースメイクの最後にパウダーを塗る手間を省いてしまうと、こちらも時間の経過とともにテカリ肌を招きやすい悪習慣に。

ベースを仕上げた直後には、BBクリームやファンデーションのツヤ感が「いい感じ」に出ていたとしても、時間が経つにつれてお肌に出た皮脂がフォローされずに、テカリ肌に見えやすくなります。

昨今のルースパウダーは、余計な皮脂を吸着してくれる役割が本当に優秀なので、使わないのは損。

ベースの仕上げにパウダーをサッと加えるだけなら、ほんの数秒で完了しますので、時短メイクでも省かないのが正解です。

 

時短でツヤ肌を仕上げるときには、どうしても仕上がりの見た目を優先したくなったり工程を省略したりしてしまいたくなるもの。

ですが、せっかくメイクをするなら、時間が経っても「キレイ」が持続する時短メイクを心がけて、40代の時短美容を楽しんで。

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