【田中律子さん】「53歳の恋はそばにいれたらそれでいい」。12年のレスを経て離婚。きっかけは立ち合い出産【インタビュー】(後編)
籍や同居は気にならない。人生のパートナーとして、そばにいれたらそれでいい
――離婚して約13年。50代になった今、恋愛観や結婚観は変わりましたか? 今、パートナーは?
はい、パートナーがいます。現在26歳になる娘にも会わせているし、お互いの家族にも紹介しているんですけど、「結婚」っていうのはもういいかなって。 もしね、子どもを産むとなったら籍を入れた方がいいと思うんですけど、もう産むわけでもないし。
よきパートナー、人生のパートナーとして、そばにいれたらそれでいいかな。事実婚というか、フランス婚というか、年を取ったときにもまだ一緒にいて、「お墓、どうする?」ってなったときに、籍入れますか……みたいな感じなのかな。
離婚すると、免許の名前、銀行の名前、パスポートの名前……変更手続きが本当にめんどくさい!! なんで女だけこんな思いをしなきゃいけないんだろうって思ったたので、もう名前は変えたくないなっていうのも理由のひとつでもありますね。
――今、律子さんは「3拠点生活」をされていますが、パートナーさんとはどのくらいのペースで会っていますか? 何日か行き来したりする感じですか?
そうです、そうです。会えるときは月半分ぐらいですね。「会いたいときに会える」っていう感じで、それが最高です。
――立ち入ったことをお聞きしますが、パートナーさんは結婚歴があったり、お子さんはいらっしゃるんですか?
ないんですよ。そうなんです。だから、ちょっとかわいそうかなというか、そういった気持ちもありましたね。
――そうなんですね。パートナーさんは結婚欲、入籍欲といったものは最初からなかった?
なかったですね。なので、私が42歳ぐらいのとき、「子どもを産むんだったら、ラストチャンスですけど、どうしますか?」と話しました。彼は「もう子どもはいりません」と。「(私の)娘がいるし、2人で仲よく一緒に生きていけたらいいから」って。子どもとか結婚とか、そういうのに縛られずに過ごしていけたらいいよねという話をしました。
■田中律子
1971年東京都出身。12歳でスカウトされ、モデルデビュー。女優として数多くのテレビドラマや映画に出演するほか、1988年筒美京平・初プロデュースの「FRIENDSHIP」でアイドルデビュー。サンゴの再生に取り組むNPO法人「アクアプラネット」や一般社団法人「日本サップヨガ協会」の理事長も務める。「路線バスで寄り道の旅」(テレビ朝日系)、「ワルイコあつまれ(NHK総合)の「バブルランウェイ」のコーナーに出演中。インスタグラムはこちら
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