我が子を、他の子と比べてしまって苦しい…そんな自分に嫌気がさしたときに【発達障害】(前編)
自分の子ども以外の発達障害児に初めて会って
私たち親子が向かった指定障害児相談支援事業所は、自転車で20分くらいのところにありました。こぎれいなオフィス風の外観で、近くには運河もあり爽やかな雰囲気。放課後等デイサービスが併設されているため、今後通うことも視野に入れて見学と体験も兼ねていました。施設内に入ると…複数人の子どもたちが遊んでいるのですが、公園や児童館などで見る子どもたちが遊んでいる様子とはちょっと違う。
高学年くらいの女の子が大の字になって横たわっていたり、「あー」「うー」という言葉にならない声を発している子どももいる。イヤーマフをしている子どもは、頭を揺らしているのが落ち着くのか、ずっと止まらない。(今なら理解できますが、おそらく聴覚過敏だったのでしょう)
「今はちょうど自由時間なんですよ。お母さんがお話している間は、お子さんはここで一緒に遊びましょうね」
と、スタッフさん。自由過ぎる自由時間、長女がどう一緒に遊ぶのか少し心配なところはある…。
「放デイ(放課後等デイサービス)の見学は初めてですよね。ここは特別支援学校に通う子どもが多くいるので、同じ発達障害であっても、長女ちゃんとはちょっと様子が違うかもしれませんね」
心配しているのが顔にでてしまったようです。
実はこのとき、私は初めて自分の子ども以外の発達障害児、及び知的障害児と接したのです。そして思いました。
「もしかしたら、私は贅沢なことで悩んでいるのかもしれない」と…。
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