まるで私は「嫁の奴隷」二世帯同居の姑、悲痛な願い、「もう限界!息子一家に出て行ってほしい」
長男の嫁が体調を崩し、一緒に暮らすことに
「まさか、自分が長男一家と同居するとは思いもしませんでした」
そう語るのは現在、長男一家と一緒に暮らしている好美さん(仮名・61歳/内職)です。以前の長男一家は近くのアパートに暮らしていましたが、嫁の明子さん(仮名・34歳/専業主婦)が体調を崩してしまったことを理由に、同居することとなりました。
嫁の明子さんは、もともとは金融関係に勤めるキャリア女性だったそうです。体を崩すまでは夫婦共働きで生活していましたが、体調を崩したことをきっかけに、仕事を退職。
共働きをやめた今、一家の大黒柱である長男のみの稼ぎでは厳しいと感じるようになり、アパートを解約して好美さんと同居することになったそうです。
長男一家には、好美さんから見ると孫にあたる10歳と8歳の男の子がいました。教育熱心な明子さんは、子ども達にたくさんの習い事をさせていました。経済的な事情で同居がはじまった今、「生活が大変なら、習い事を減らした方がいいのでは」と、明子さんに伝えたこともあったそうです。
助言しても、耳を貸そうとしない。プライドの高い嫁に振り回されて
しかし、明子さんは好美さんの助言に耳を貸そうとはしません。嫁の明子さんは幼少期からバイオリン、ピアノなどの習い事を多数こなし、エリートとして育てられてきた女性とのこと。以前からつっけんどんなところがあり、対応に困ったことも一度二度ではないと、好美さんは語ります。
明子さん自身が、英才教育を受けて育ってきたからなのかもしれませんが、今の息子一家にそのような余裕はないはず。そもそも好美さんの息子は、どこにでもいるごく一般的なサラリーマン。大きな企業に勤めているので、稼ぎは決して悪い訳ではないですが、明子さんのような英才教育を「2人の息子」にするのは金銭的には至難の業といえるでしょう。
「無理をしてまで、孫たちに英才教育をさせる必要があるのか」と、好美さんは常日頃から感じていたそうです。
明子さんと同居がスタートしてから、孫たちの習い事の送り迎えは、ほぼ好美さんが対応しているとのこと。まぁ、同居した理由が理由なだけに、「今後は、孫たちや明子さんのお世話をしないといけないかも」とは、好美さんも覚悟していたそうです。
でもそれが、まさかこんなに大変だったとは……。
何もしない嫁に呆れてモノが言えない
明子さんと一緒に過ごして驚いたのが、まず家事をほとんどやろうとしない点でした。思い起こせば、長男の家へ遊びに行くと、いつも部屋が散らかっていたそうです。もしかすると、明子さんは同居する前から「家事」が苦手な女性だったのかもしれません。
明子さんは、家にいる時は雑誌や携帯を見たりして、掃除や家事をする好美さんを見て見ぬふり。手伝って欲しいとお願いすれば、嫌そうな顔で渋々手を動かしはするのですが……。
掃除をしても、部屋の中央をササっと掃除機をかけては、すぐに「疲れちゃった」といって、手を止めてしまいます。結局、家の家事はほぼ好美さんが対応せざるを得ませんでした。料理の担当も、ほぼすべて好美さん。
皿洗いをお願いしても、ササっと適当に洗うだけだし、水がびちゃびちゃついた状態で食器棚にしまうので、イライラした日は数え切れません。もちろん好美さんは何度も「ちゃんと布きんで拭いてから、食器棚にしまってほしい」と注意したそうです。けれど決まって、明子さんは適当に「はいはい」と生返事をするだけなんだとか。嫁の人を小バカにした対応に、好美さんのイライラはさらに募ります。
本編では、長男一家と同居したものの、嫁に振り回されて神経をすり減らしているという好実さんの実情をお伝えしました。
続く【後編】では「お願いしても、適当に対応する嫁に不満爆発し、二世帯同居の存続が揺らいで…」という修羅場をお伝えします。▶▶続きを読む
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